(以下は『毎日新聞2011年8月27日』から抜粋)
先月に起きた浙江省での「高速鉄道の事故」では、微博は現場の生々しい状況を刻々と伝えた。
これにより、当局が早期の幕引きを図ったことへの不満が続出し、政府は徹底した原因究明を表明するに至った。
中国では、ツイッターやフェイスブックへの接続が禁止されている。
微博を政府が容認しているのは、書き込みを削除できるなど、管理し易いためである。
中国のネット利用者は、4.8億人。
微博の利用者は2億人である。
微博への登録は簡単で、140字まで書き込みが可能である。
メールアドレスの届け出が必要なため、発言者は政府によってほぼ特定できる。
書き込みの削除が行われるのは珍しくないが、短時間で次々に転載されるため、瞬時に伝わって拡がる。
(以下は『毎日新聞2013年2月23日』から抜粋)
新華社電によると、微博の最大手「新浪微博」の利用者が、昨年末時点で前年度比74%増の5億人を突破した。
高価だったスマートフォンの価格が下がり、都市部だけでなく農村部や低所得者にも利用者が拡大している。
○村本のコメント
74%増というのは、凄いです。
最近、アラブの春についてのテレビ番組をいくつか見たのですが、アラブの春(アラブの民主化)は『ネットを使った、一般民衆の情報交換・連帯によって達成された』と知りました。
中国でも、数年の間に民衆がネットで繋がり、民主化の活動・デモを展開していくことになると思います。