アメリカに次ぐ世界第2位の経済大国になった

(『ニュースを読む技術』から抜粋)

リーマン・ショック以降、世界は不況になったが、中国は大規模な財政出動と積極的な金融緩和策で、いち早く経済を立て直した。

2008年11月に、政府は景気対策として、2年で4兆元(58兆円)の財政出動を行う事を決めた。
これは、GDPの15%弱である。

この対策により、経済は回復して、内陸部がようやく発展してきている。

ただし内陸部の人々は、ようやく洗濯機や冷蔵庫が買えるようになった、というレベルである。

2010年に中国は、GDPで日本を抜き、アメリカに次ぐ世界第2位の経済大国になった。

かつてアヘン戦争が起こった1840年には、中国のGDPは、イギリスの4.4倍、アメリカの8.5倍、日本の12.2倍もあった。

中国は、人口が多いので1人あたりのGDPは小さくても、国全体では大きくなる。

かつては、中国は日本よりも、はるかにGDPが大きかった。

それが、1960年代に日本が追い抜いた。

今の日本人は、「中国に追い抜かれた」と考えがちだが、元の状態に戻っただけである。


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