WTOへの加盟(2001年12月)

(『中国の歴史を知るための60章』から抜粋)

江沢民ら首脳部は、様々な利益団体の牽制を抑え込み、2001年12月にWTOへの加盟を実現させた。

アメリカを始めとする諸国への妥協を重ねた末のものだったが、WTO加盟は中国の市場経済をグローバル化させ、改革と開放が急速に進んだ。

アメリカン・スタンダードで作られたWTOシステムは、大国に有利なものであり、中国は多くの恩恵を受けることになった。

加盟により、平均10%の年間成長を続けていった。

2008年には北京オリンピック、10年には上海万博があった事も寄与して、経済発展と国際的な地位の向上に成功した。

2010年には、アメリカに次ぐ世界第2位のGDPとなった。


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