(以下は『週刊文春 2023年10月12日号』から抜粋)
中国政府で閣僚が行方不明になっている。
秦剛・外交部長(外相)は、2023年6月下旬に動静不明となり、7月下旬に解任が発表された。
秦剛はわずか7ヵ月で解任となったが、愛人問題が原因とされている。
香港のテレビ局の看板キャスターと不倫して、米国で子供を産ませたという。
外相が米国籍の隠し子を持ったことで、大問題になったようだ。
他にも、李尚福・国防相が8月下旬から行方不明になっている。
軍の装備品の調達をめぐる汚職で調査を受けていると、報じられている。
その前には軍の幹部が数人も、7月に突然交代した。汚職調査の結果と見られる。
中国軍では、ミサイル部隊「ロケット軍」の司令官らも7月に解任となった。
これらの解任は、3期目に入った習近平・主席が行った粛清と見られている。
その一方で、習近平の妻・彭麗媛は、ファーストレディとして外交で目立っている。
(2025年9月21日に作成)