中国の不動産バブルがついに弾ける(2023年9月)(以下は『週刊文春 2023年9月7日号』から抜粋
2026年7月20日に作成)
中国の不動産バブルがついに破裂した。
不動産会社で中国第2位の「恒大集団」が経営不振となり、建設中のマンション工事が止まっている。
恒大集団は、2016年に売上高で世界一になり、2020年の売上高は8.5兆円だった。従業員は一時は20万人いた。
それがアメリカで連邦破産法の適用を申請した。
これはアメリカにある資産の差し押さえを防ぎ、いったん借金の返済を猶予してもらうためである。
中国で第1位の不動産会社「碧桂園」も、8月に期日を迎えた社債の利払いができず、事態は深刻である。
中国のマンションは、完成前に売買契約を結ぶ。
マンションの代金を支払ったのにマンションが完成しないことが続出している。
なお、中国の不動産は、土地はすべて国有なので、土地の使用権だけが売買される。
中国政府は2020年8月に、不動産バブルを退治しようと、規制をつくって銀行にカネを貸すなと迫った。
この結果、建て途中のマンション群が生まれた。
中国の16~24歳の失業率は、2023年4月から6月まで3ヵ月連続で20%を超えた。
これを見た中国政府は、7月の数字は発表を止めてしまった。