(『世界の紛争イスラム・アメリカの対立』から抜粋)
アフガニスタンには、北東から南西にかけて、非常に大きな山脈が走っている。
そこでは一番低い峠でさえも、標高3000mを超える。
首都カブールの北部は、標高6000mの山岳地帯である。
かつてアフガンを支配していたソ連は、1964年にサラン・トンネルを造り、アフガンの南北をつないだ。
しかし1990年代の中頃にトンネルは爆破され、不通になってしまった。
再び開通したのは、2002年1月20日のことである。
アフガンは、大山脈が横たわっているため、南部と北部では地質的にも民族的にも大きく異なっている。
(2013年4月3日に作成)