(『世界の紛争イスラム・アメリカの対立』から抜粋)
北部同盟は、アフガン北部に住む、タジク人、ウズベク人、ハザラ人の3勢力によって構成されている。
アメリカがアフガンに侵攻した際に、タリバン壊滅に重要な役割を果たした。
この3勢力は、1996年にタリバン政権が誕生すると、国土の10%ほどの北部地域に追い込まれていった。
彼らは、「反タリバン」という事で結束(同盟)したのだ。
北部同盟には、パシュトーン人は全く参加していない。
(※タリバンは、パシュトーン人のイスラム原理主義者がつくった)
タジク人はタジキスタンの支援を受けており、ウズベク人はウズベキスタンの支援を受けている。
タジキスタンとウズベキスタンは、両国ともロシアをスポンサーにしている。
ハザラ人はイスラム教のシーア派なので、同じシーア派のイランから支援を受けている。
(2013年4月5日に作成)