(『世界の紛争イスラム・アメリカの対立』から抜粋)
米国のブッシュ政権は、「アルカイダを壊滅するには、まずタリバンを倒す必要がある。だから、タリバンを倒す。」と宣言し、アフガンに侵攻してタリバン政府を倒した。
しかし、タリバン打倒後のアルカイダ殲滅は上手くいっていない。
タリバンの残党とアルカイダは、山岳地帯に逃げ込んだ。
アフガン国土の半分以上は、高度2000mを超える山脈である。
そこには、数千の村落と無数の洞窟がある。
米軍は「しらみ潰しに平定していく」と宣言し、平定作戦を行ったが、上手くいかなかった。
(2013年4月9日に作成)