タイトルラフサンジャニ元大統領の死の疑惑

(以下は『東京新聞 2017年12月18日』からの抜粋)

2017年1月に心臓発作で死去した、イランの穏健派に属するラフサンジャニ元大統領。
その体内から、致死性の放射性物質ポロニウム210が検出されていたと、改革派のエテマド紙が報じた。

ラフサンジャニの娘で元国会議員のファエゼ・ハシェミ氏が、イラン当局からの通知で知ったと明かした。

ハシェミ氏によると、イランの国防や外交政策を統括する最高安全保障委員会からの通知で、存命であるラフサンジャニの妻らの体内からも検出された。

だが当局は、ポロニウム210とラフサンジャニ死亡との因果関係は否定した。

ちなみにポロニウムは、元ロシア情報機関員のリトビネンコ氏が2006年にロンドンで毒殺された事件で検出された、非常に危険な毒物である。

ラフサンジャニは、欧米との対話を推進してきたロウハニ現大統領の後ろ盾だった。

そして反米派の最高指導者、ハメネイ師との確執も囁かれていた。

(2025年12月28日に作成)


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