イスラエルと水資源(以下は『Newsweek日本版 2026年1月13日号』から抜粋
2026年5月25日に作成)
🔵イスラエルの元外相シュロモ・ベンアミの話
イランでは数年にわたり干ばつが続いている。
イラン全土でダムの10%が干上がっている。
シリアでも2006年から11年にかけて最悪の長期干ばつと凶作があり、それに続いた内戦でほとんどの水処理施設と揚水施設が破壊された。
トルコがチグリス川とユーフラテス川に大規模ダムと水力発電所を造ったことで、下流のシリアとイラクでは両川の水量が大きく減少した。
(※2026年になり米軍とイスラエル軍がイランを攻め、それにイラン軍が反撃した後、イランなどに大雨が降り干ばつが改善した。
これについて、イスラエルが行っていた気象操作の施設が、イラン軍の攻撃で破壊されたからだ、との説が出ている。)
イスラエルは、水資源の保全と海水の淡水化に力を入れている。
イスラエルは、水資源を外交の駆け引きに躊躇なく使う。
1994年に締結したヨルダンとの平和条約では、年間5000万立方メートルの処理水をイスラエルが供給することで合意した。
2021年には供給量の倍増で合意した。
だが水の協定の期限切れをむかえた2024年にイスラエルは、その延長を保留した。
イスラエルが延長を認めたのは、イランの攻撃に対するイスラエル防衛をヨルダンが支援した後だった。
2025年9月に稼働したエチオピアのグランド・ルネッサンス・ダムは、ナイル川の支流に造られた巨大な水力発電施設で、水をナイル川に頼るエジプトで水不足の懸念が生じている。
なおイスラエルとエジプトは長年にわたり提携関係にある。