(以下は『週刊文春 2013年12月7日号』から抜粋)
イエメンの武装組織「フーシ派」は、正式名称は「アンサール・ アッラー」(神の支持者)である。
イスラム教シーア派の組織で、同じシーア派のイランが支援している。
アンサール・アッラーは、初期の指導者だったフーシ師が2004年にイエメン政府軍に殺されると、武力闘争に入り「フーシ派」 と呼ばれるようになった。
フーシ派は、2015年にイスラム教スンニ派の政権をクーデターで倒し、首都サヌアなどイエメン北部を掌握した。
これに対し政権側は南部で活動し、イエメンは内戦になった。
これまでに37万人が死に、400万人が難民となっている。
南部のスンニ派をサウジアラビアとUAEが支援し、軍隊も派遣した。
北部のシーア派は、イランが支援している。
(以上は2025年7月11日に作成)