(毎日新聞2013年6月7日から抜粋)
ケニアがイングランドの植民地だった時代に起きた、「マウマウ団の反乱」(1952~60年)。
この反乱の時、イングランド政府は15万人を強制収容所に入れ、9万人が処刑、拷問、レイプされた。
イングランド政府はこれまで、この件について認めながらも、補償をしてこなかった。
しかし2013年6月6日に、ついに被害者に謝罪して補償金を支払うと発表した。
イングランドが植民地をたくさん持っていた時代に行った犯罪について、政策(対応)の転換になる可能性がある。
「マウマウ団の反乱」では、補償対象者は5200人で、補償金は1一人当たり40万円である。
(※えらく少ない対象者数と金額で、これは出発点にすぎないだろう)
イングランドは、イエメン、キプロス、マレーシア、パレスチナなどでも、植民地時代の犯罪について、補償を求められている。