イングランド王室の内幕(以下は『毎日新聞 2023年1月7日』から抜粋)
チャールズ国王の次男であるヘンリーが、自伝『スペア』の中で、兄ウィリアム皇太子 から暴行を受けたことを告白した。
この自伝は、1月10日に発売予定だが、ガーディアン紙が内容を先行報道した。
『スペア』に書いてある暴行事件は、次のとおり。
ヘンリーがメーガンと結婚した翌年の2019年に、兄ウィリアムがヘンリーの自宅に来た。
ウィリアムは、メーガンに対して「お前は気難しく無礼で不愉快だ」と言ったので、ヘンリーと口論になった。
怒りに我を忘れたウィリアムは、ヘンリーのえりを掴んで床に叩きつけた。
ヘンリーの背中には傷やあざが残った。
『スペア』には、エリザベス女王が2022年9月に死去した際、チャールズ国王がヘンリーに対し「メーガンを連れてくるな」と言ったことも書いてある。
他にも、 次のことが書いてある。
チャールズ国王がカミラと再婚する時に、兄ウィリアムと共に反対したこと。
自身が17歳でコカインを吸引したこと。
陸軍時代に、アフガニスタンで敵兵25人を殺したこと。
ヘンリーは、現在は公務を引退し、アメリカに住んでいる。
ちなみに自伝のタイトル「スペア」は、王室では次男が長男のスペア(予備)であることについて、憤りから付けたものだ。