(『ニュートン 2021年8月号』から抜粋)
太陽よりも8倍以上の重さの恒星は、核融合するための燃料を使いつくすと、中心核が自らの重力で収縮して圧縮され、ほぼ中性子だけでできた物質になる。
(※太陽などの恒星は、核融合を続けて巨大な熱を放出している)
この高密度の中性子でできた、恒星の芯の部分が、『中性子星』である。
中性子星(恒星の中心)に向かって落ちてきた物質は、中性子星の表面で跳ね返されて、衝撃波が発生する。
この衝撃波が外に伝わることで、星全体が吹き飛ぶ、「超新星爆発」となる。
そして爆発後は、中性子星だけが残る。
中性子星は、極めて強い磁場をもち、高速で自転している。
(2022年8月4日に作成)