日本のエネルギー環境を変えるための提案の、第3回目です。
今回は、『LED電灯(LED照明)』を取り上げます。
LED電灯の詳細については、新時代エネルギーのページに書きましたので、そちらも見て下さい。
最近は省エネの商品として注目されてきているので、知っている人も多いでしょう。
我が家でも導入してみましたが、点けると一気に明るくなる(時間を経ずに最大の明るさになる)ので、蛍光灯や白熱灯よりも快適ですね。
明らかにエコ度数が高いので、我が家でもたくさん導入したいのですが、金額が高いのでなかなか難しいです。
そこで今回は、『国が補助金を出す事で購入費を安くして、一気に普及させる事』を提案いたします。
LED電灯の良さはいくつもあるのですが、最大の良さは『省エネかつ長寿命』という事です。
特に長寿命な点がすばらしく、蛍光灯の4倍以上の寿命です。
普及させれば、寿命が長いために使用済みの廃棄品も減るし、公共の電灯(街灯など)の交換数が減るため、国や自治体の経費(交換は工事店に依頼している)も抑えられます。
消費電力は、現時点では蛍光灯とあまり差がありません。
(若干は少ないので、替えれば省エネにはなります)
しかし、LED電灯は本格的に登場したのは数年前です。
これから普及していく中で、技術改良は当然進むと思いますし、やがてもっと消費電力は減るのではないかと思います。
現在、家庭での電力消費の16.1%は、照明器具で占めています。
さらに、お店、公共施設、街灯などの照明器具も、膨大な量があります。
この照明たちをLED電灯に換えていけば、もの凄いレベルでの電力抑制につながります。
LED電灯が改良されて消費電力が減っていけば、原発数十基分の省エネも、充分に可能だと思います。
防犯灯を蛍光灯からLED電灯にすると、電気代が30%も安くなるようです。
LED電灯を普及させていけば、電気代の大幅な削減ができますね。
とりあえず、白熱灯は消費電力がバカ高いので、それをLED電灯に換えるのが最初のステップです。
数年単位で見れば電気料金の累積から見てLED電灯の方が安いのですが、白熱灯は1個が200円くらいなので、ついつい白熱灯に手が伸びてしまうのが現状です。
そこで、白熱灯からLED電灯に移行するのを促すために、一時的に補助金を国が出すのが良いと考えます。
補助金を出す事でLED電灯の価格を半額程度に抑えられれば、一気に買い替えが起きて、LED電灯が普及するのではないかと思います。
この流れが大きくなれば、LED電灯は大量生産により価格が落ちて、世界規模での普及にもつながり、世界レベルでの省エネになるでしょう。
そして、エネルギー革命の一つが完成するのです。
日本は高い技術を持っているのですから、このエネルギー革命の先頭に立てるはずです。
新たに政権を取った自民党(第二次・安倍政権)は、建設方面で公共事業をしようとしていますが、それよりもLED電灯に補助金を出した方が、国民の多数が喜ぶ政策になると思います。
かなりの景気対策にもなると思います。
(2013.1.17.に追記)
本日、近くのホームセンターでLED電灯(420ルーメン)を980円で買ってきました。
白熱灯型のタイプです。
トイレの60Wの白熱灯と取り換えたのですが、すごく明るくなりました!
正直言って、びっくりしました。
トイレという狭い空間だからかもしれませんが、420ルーメンでも80~100Wの白熱灯と同等の明るさです。
面白かったのは、三百数十ルーメンのLED電灯も980円と、同じ値段だった事です。
同じ値段なら明るい方を買いますよ。
非常に快適な明るさなので、他の白熱灯も順次換えていこうと思います。
蛍光灯型のLED電灯もチェックしたのですが、20Wタイプと同等のものが5000円でした。
高すぎて買えません。
これが2500円以下になれば、一気に普及する気がします。
白熱灯はアメリカ等の国では、電気代を食うので禁止にされるそうです。
もうLED電灯の時代に、完全に入っているのですね。
白熱灯って、普及してから100年以上経っていますもんね。
ようやく、お役御免になる日が来たようです。
白熱灯さん、今までお世話になり、どうもありがとうございました。
(2015.4.8.に追記)
最近は、1000ルーメンを超えるようなとても明るいタイプも、かなり価格が落ちてきましたね。
数ヶ月前ですが、蛍光灯の40W+32Wで照らしていた部屋を、1340ルーメンの白熱灯形のLED電灯に替えました。
このLED電灯は、3000円ほどでした。
白熱灯型を取り付けられるように、ホームセンターで非常にシンプルな器具を買ってきて、ブレーカーを落として器具を付け替えました。
器具は1000円弱だったので、トータル4000円で、72Wの蛍光灯から1340ルーメン(16W)のLED電灯への移行となりました。
部屋の明るさは変わらず、大幅な省エネが実現しました。
この提案では「普及させるために補助金を出そう」と主張したのですが、それをしなくても普及してきているし、着実に価格も落ちてきています。
LED電灯は、あと数年もすればさらに価格が落ちて、蛍光灯に替わって電灯の中心になるでしょう。
めでたし、めでたし、ですね。