タイトル核燃料サイクルは廃止し、核廃棄物は都道府県に平等に分配しよう
(2012.9.14.)

日本社会は、多くの人の声により、脱原発に舵がきられました。

まず始めに、その事を私は皆さんに感謝致します。
ありがとうございます!

脱原発を打ち出したために、新しい問題が生じました。
その最大の問題が、「核燃料サイクルをどうするか」と「核廃棄物をどうするか」です。

政府は問題の先送りを狙い、はっきりした方針を打ち出していません。

そこで私は、新たな日本の進むべき道を、提案いたします。

① 核燃料サイクルは、廃止しよう!

まず核燃料サイクルですが、これは日本は過去に長く研究し、研究のために10兆円を投じながら、『全く、上手く行っていません』。 成功例がありません!

なぜ、こんな茶番を続けているのか?
それは、今までに10兆円を投じている事から明白ですが、『膨大な利権があるからです』。

研究・実験の名の下に、無駄な大金を投じてきたのです。
このお金は、電気料金と税金から払われてきました。
つまり、「国民の財布から支払われてきた」のです!

核燃料サイクルは、アメリカ・ソ連・イギリスなどの原発大国が長い間研究しましたが、結局上手く行かず、すでに研究から撤退しています。

日本だけが、未だに成功の見込みのない研究を続けています。
本当にバカらしいし、外国も影ではバカにしていると思います。

冷静に考えれば、核燃料サイクルを続ける事には何の利益も無い、とすぐに分かります。
利益があるのは、「ごく一部の利権にからむ人達」だけです。

② 核廃棄物は、都道府県に平等に分配しよう!

最近、六ヶ所村が、「核燃料サイクルをやめるなら、ここに置いてある使用済み核燃料を、ここからどかしてくれ」と国に要望しました。

この要望は、当たり前の主張なのです。
六ヶ所村に置いてあるのは、「核燃料サイクルで再利用する事を前提に(そう約束して)置いた」、使用済み核燃料なんです。
だから、同村の施設名が『中間貯蔵施設』なんです。

脱原発をして、核燃料サイクルを廃止する事を日本人が選択するなら、核廃棄物(使用済み核燃料)をどうするかが、避けて通れません。

私は、『核廃棄物は、各都道府県に平等に分配する事』を提案します。

皆が原発で作った電力を使ってきた以上、核廃棄物を抱えるというリスクを、皆で分担すべきです。

「お金を払って、貧しい地域に核廃棄物を押し付ける」という、恥ずかしい行いは、もうやめるべきです。
今までとは違う解決方法を取りましょう。

各都道府県に、最終処分場を造りましょう!

原発を再稼動したり、核燃料サイクルの研究・実験にお金を使うのではなく、脱原発のためにお金を使いましょう。

(2013.11.19.に追記
最終処分場を造ろうと書きましたが、その後に勉強する中で、それは不可能らしいと気づきました。
これについては、後述します。)

③ 日米原子力協定は、廃止にしよう!

先日から、アメリカ政府が日本の原子力政策に関心を持ち、説明を求めています。

この背景には、『日米原子力協定』の存在があります。

この協定は、歴史が50年くらいあり、その内容は「日本が原発を作るために、プルトニウムの生産と保有をする事を、アメリカは認める。アメリカは原発推進に協力をする」というものです。

この協定は、いざとなった時に(当時は冷戦時代でした)日本が核武装できるようにしておく、という裏の政策があったと言われています。

日本が脱原発をすると、プルトニウムの生産と保有が必要なくなります。
つまり、日米原子力協定が必要なくなるのです。

だからアメリカは関心を持っているのですが、日本ははっきりと「日米原子力協定は、もうやめます」と、言い切っちゃいましょう!

他にも、原発ゼロ方針に対しては、フランス駐日大使が懸念を示しました。
フランスは原発大国で、原発を大事な産業にしています。
だから、このような態度を示してきたのです。

日本は今まで原発大国だったので、様々な国や企業との『原発しがらみ』があります。

しかし、方針を変えて脱原発に舵をきったのですから、もう古いしがらみは卒業しましょう!

これからは、『クリーンエネルギー』を軸に、世界の国々と新たな関係を築いていきましょう。

それが、日本の幸福につながると、私は確信しています。

(以下は2013.11.19.に追記)

核燃料などの放射性廃棄物の処分方法は、「最終処分は不可能だ。現在の技術では、それは出来ない。いずれ汚染物質が漏れ出してしまう。中間貯蔵にして、定期的に様子を見た方がいい。」との意見があります。

私は、この意見に説得力を感じ始めています。

中間貯蔵施設を作り、それを厳重に管理するのが、一番リスクの少ない方法だと考えを改めました。

現状では、福島原発の近くに貯蔵施設を作ろうとする流れになっていますが、私は上記した通りに、『核廃棄物は、都道府県に平等に分配する』のが良いと思います。

『都道府県に平等に分配する』というのが決定したら、どの人もリスクをしっかりと認識して、「原発を再開・増設しよう」との意見は絶滅すると思います。

原発推進派を見ていると、「自分には火の粉は降りかからない」との、驕りが感じられます。

だから、日本の全てのエリアに核廃棄物を置くことは、有意義な策だと思います。


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