(『世界歴史大系 アメリカ史2』から抜粋)
1957年10月4日に、ソ連は世界初の人工衛星であるスプートニクの打ち上げに成功した。
これは、アメリカ本土への直接攻撃が可能になる事も意味しており、アメリカに衝撃が走った。
(人工衛星を上げるロケットをミサイル兵器に変えれば、簡単にアメリカに届くという意味である)
アメリカは、対抗して同年12月に打ち上げをしたが、失敗した。
これにより、科学技術の遅れを憂慮する声が沸騰した。
フォード財団のゲイザーは、核軍拡と核シェルター建設を提唱した。
だが、アイゼンハワー大統領は軍拡を採用しなかった。
1958年1月に、アメリカも人工衛星の打ち上げに成功した。
そして、7月にはNASAの設置を決定した。
(2013.12.26.作成)