オズワルドが犯人でない事を示す証拠が山ほど見つかる

(『JFK ケネディ暗殺犯を追え』ジム・ギャリソン著から抜粋)

ケネディ大統領暗殺の現場にいた人達の証言を調べるほどに、オズワルドが犯人だと思えなくなった。

オズワルドがいた教科書倉庫ビルでは、多くの人が上階(6階)の窓に男がいたと証言している。

すべての証言を総合すると、6階には少なくとも3人の男がいたようだ。

2人は白人で、そのうち1人は若くて痩せていてブロンドまたは明るい茶色の髪をしていた。
もう1人はがっしりした体型で、べっこう縁の眼鏡をかけていた。

残る1人は黒人で、ラテン系の可能性が高い。

痩せた若い白人は、いちばん西寄りの窓にいてライフルを持っていた。

黒人は頭に禿があり、東端の窓から発砲しているのを目撃されている。

他にも多くの証人が、大統領の前方のグラシー・ノールからも発砲があったと語っている。

証言の中に「色の黒い」「スペイン系のような黒人」という言葉がたびたび出てくるのに興味をそそられた。

このラテン系の男は、ガイ・バニスターの事務所に出入りしていた反カストロの亡命キューバ人たちを連想させる。

他の証拠も、犯人はオズワルドではない事を示している。

そもそもオズワルドが使用したとされるマリンカ・カルカーノからは、彼の指紋が見つかっていない。

教科書倉庫ビルの6階を調べた警官たちは、「見つけたライフルはモーゼルだった」と証言している。

暗殺事件の当日夜に、ダラスの地方検事ヘンリー・ウェイドも「発見されたライフルはモーゼルだった」と発表している。

しかし、同じ部屋からマリンカ・カルカーノの空の薬莢が3つ発見されて、オズワルドの使用したライフルはこれだと発表されると、もみ消されてしまった。

3つの薬莢はくっついた状態で並んでいるのを発見されたが、ライフルが発砲された場合こんな事はあり得ない。

さらにオズワルドが使ったとされるマリンカ・カルカーノは、照準の調整不良で、試射したところ専門家たちでさえ正確な射撃が出来なかった。

しかもオズワルドは、暗殺の2分後にビルの2階の食堂で目撃されているが、リラックスしてコークを飲んでいた。

ライフルを隠してから、6階から階段を駆け下り、息も切らさずにコークを飲んだというのか。

オズワルドが犯人でない最も明白な証拠は、当日の夜に行われた硝煙反応テストの結果である。

このテストは、ライフルを撃った人間の頬に残る硝煙化合物の残滓を調べるものだ。

テストの結果は、「ライフルを撃っていない」ことを示していた。

しかしこの事実は、政府によって10ヵ月の間秘密にされた。

(2018年8月22日に作成)


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