チャックはアン・マリーと知り合う

(『ダブルクロス アメリカを葬った男』チャック・ジアンカーナ著から抜粋)

1944年5月に、カール・トルシエッロの娘で13歳になるアン・マリーが、ジアンカーナ家に通い始めた。

ムーニーの娘のアネットの家庭教師としてだ。

夏に近づく頃、アン・マリーを気に入ったアンジェは、彼女を住み込みで雇うことにした。

年こそ9つ違うが、チャックはアン・マリーが自分と似ていると感じた。
陰日向のない働きぶりにも感心した。

ムーニーは自分の子供を、犬のように思っていた。
飼い主の感覚だった。

2人の娘に温かな態度を示さず、洋服や玩具は山ほど与えたが、「愛してる」と囁いたことは一度もない。

46年にムーニーの2人の娘は寄宿学校に預けられ、アン・マリーは解雇された。

(2018年10月12日に作成)


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