(『世界歴史大系 アメリカ史2』から抜粋)
ロックフェラーのスタンダード石油は、『トラスト』という方法で弱い企業を取り込み、石油業の独占化を図りました。
この方法は、他の業界でも真似されます。
トラストによる独占の弊害が目立つようになると、これを禁止する『反トラスト法』が生まれ、1890年には連邦法でも成立しました。
ロックフェラーは、反トラスト法をうけて、トラストを解体しました。
やがて持株会社に着目し、その方式で株式交換をして、傘下企業を支配する制度を確立しました。
(2012.12.25.)