ニール
「人間の中には、他よりも優れている者がいる」
この第4の誤解は、人類の破滅を起こす確率をとても高めていると思います。
神
あなたの言う通りだ。
『他よりも優れている』という考え方は、最も有害な概念だ。
あなた方は、最も野蛮なふるまいを、この考え方で合理化・正当化してきた。
「キリスト教徒は、ユダヤ教徒よりも優れている」
「白人は、黒人よりも優れている」
「アメリカ人は、アラブ人よりも優れている」
「ストレートの人は、ゲイよりも優れている」
「カトリックは、プロテスタントよりも優れている」
「資本主義は、共産主義よりも優れている」
上に挙げたように、あなた方の社会では、「優れている」という考え方に際限がない。
あなた方は多様性を認められず、分断する事で自分たちを弱くしている。
「違い(多様性)」にすぐに上下関係をつけて、「自分たちの方が上だ」と考える。
時には、『神の視点』を持ち出して、「神の目から見て、より好ましい」とか「天国に行く条件に、よく適っている」などと思う。
こうした考え方が、宗教組織の中に階級制度を生み出す。
ニール
では、どうすればいいのですか?
「優れている」という考え方は、社会に深く根づいています。
神
実際には、「優れている」という幻想を捨てるのは、簡単だ。
「自分の方が優れている」と思っている時の言動を見つめれば、自分が劣ったふるまい(愚かなふるまい)をしているのがよく分かるよ。
「自分は優れている」と考えれば考えるほど、卑小な人間になる。
しかし、しっかり目を覚まして生きないと、この事に気付けない。
ほとんどの人は、夢の中で生きていて(自分の人生をしっかり見つめていなくて)、その夢が悪夢に変わるのを傍観している。
その悪夢は、『生命/人生についての第5の誤解』につながる。
(『新しき啓示』から抜粋)