ニール
第8の新しき啓示は、世界の今の苦難とどんな関係があるのですか?
神
あなた方が「自分は身体だ」と考えている事、それが暴力や破壊の原因なのだよ。
身体は、道具であり、『特定のやり方で反応して動くメカニズム』にすぎない。
このメカニズムは、傷ついたり壊れたりするが、あなた方は(魂は)そんな事はない。
「身体は、魂の住み家だ」と考える人がいるが、逆だ。
身体が、『魂と呼ばれる力の場』の中にある。
この力の場は、あなた方の身体を包んでいる。
魂は、生命エネルギーそのもので、時空の連続の中の一点に、局在化し集中している。
生命エネルギーは、振動の周波数によっては、目に見えるようになる。
あなた方の理解では、「生命エネルギーは、すべての物体から放射している」と思われている。
実際には、まったく逆だ。
『生命エネルギーがすべての物体に注ぎ込み、物体が創られる』
あなた方が魂と呼ぶ「生命エネルギーの場」は、創り出した物体を包み込み、そこからどこまでも伸びていく。
(そして、すべてと繋がっている)
つまり、『あなたの魂が終わって、別の魂が始まる場所はない』という事だ。
魂(力の場)は、局在の点から遠く離れれば、薄くなっていく。
だが、決して完全には消えない。
そうではなくて、他の魂(力の場)と混ざり合い、別の局在化した固まり(魂)を創り、そうやって永遠に続く複雑なパターンを織りなしていく。
ニール
魂について、こんな風に説明されたのは初めてです。
神
だから、『新しき啓示』なのだよ。
情報が新しいのではなくて、提示の仕方が新しい。
多くの人々にとっては、初めての「聞きやすい情報・説明」だろう。
ニール
私の魂がどこまでも続いていて、他の人の魂もどこまでも続いているならば、すべての魂が混ざり合っている事になります。
そうすると、すべての魂は、たった1つの魂の局在化(個別化)という事になります。
神
正にその通り。
ニール
たった1つの魂とは、「神の魂」「すべてであるもの」なのですか?
神
それも、正にその通り。
これこそが、排他的な宗教が教えなかった事だ。
もしこの真実を教えていたら、「誰かがより優れている」「ある魂は別の魂よりも神を喜ばせる」「神への道は1つしかない」「天国にいく魂と地獄にいく魂がある」とは教えられなかったはずだ。
分離主義で排他的な神学は、不正確であり危険でもある。
ニール
新しい霊性は、それを一変させられるのですね。
神
そうだ。
エリート主義でも分離主義でもない、新しい視点を提示できる。
そして、今までよりも壮大な考えや、偉大な表現が、可能になる。
たった1つの魂(唯一の力の場)は、智恵や知識を持っている。
たった1つの魂は、すべての知識・データ・経験の宝庫であり、すべての源泉だ。
それは、アルファでありオメガだ。
あなた方は、このたった1つの魂(生命エネルギー・創造のエネルギー)である。
あなた方には境界は無いし、すべてと一体だ。
「あなた方は、世界のすべてと1つである」というのは、単なる理論ではなく、文字通りの真実だ。
だから、こういう事になる。
『他者に良い事をすれば、あなたにとって良い事になる。
他者に悪い事をすれば、あなたにとって悪い事になる。』
『あなたが他者にする事は自分にする事であり、他者にしてやらない事は自分にしてやらない事だ。』
これが真実であり、この真実を生きれば、めざましい進化が起きる。
あなたは最初に、「新しき啓示は、今の苦難とどんな関係があるのか」と訊いた。
これが答えだよ。
新しき啓示を理解すれば、新しい生き方が可能となり、世界を変える。
『すべては1つである』というシンプルな認識は、政治や経済を変える。
(『新しき啓示』から抜粋)