ニール
あなたは、「行動ではなく、信念を変えなさい」と言います。
でも、私たちの社会は「行動志向」なんです。
神
信念を変えない限り、行動は変えられない。
信念を変える方法は、2つある。
信念を拡大するか、完全に変えてしまうか、どちらかだ。
あなた方が何度も同じ過ちを繰り返すのは、信念を(特に神と生命/人生に関する信念を)変えないからだ。
すべての学校や文化が、色々なかたちで信念を教えている。
信念を「事実」と見せかける事も多いが、やはり信念なのだよ。
学校によっては(特に宗教系の学校では)、子供たちが特定の教義や見方を通して生きるように教えて、とんでもなく間違った信念を植えつける。
あなた方は、子供たちに「不寛容な神を信じろ」と教えて、それによって自分達の不寛容な行動を赦すように仕向ける。
あなた方は、子供たちに「復讐に燃える神を信じろ」と教えて、それによって自分達の復讐を赦すように仕向ける。
あなた方は、「自分たちが作り出した悪魔」との戦いに、子供たちを送り出す。
過激な運動(行動)に圧倒的に多いのが「若い戦士たち」だというのは、偶然ではない。
ニール
では、若者の信念を変えなければなりませんね。
神
その通りだ。
だがそのためには、若者に教える人々の信念を変えなければならない。
つまりは、あなた方(大人)のすべてだ。
若者は、常にあなた方をお手本として観察し、あなた方のような人生を送ろうとする。
あなた方は、そこを理解しなければいけない。
あなた方の人生すべてが、教えなのだ。
あなた方の行いについて、「子供たちは見ていないだろう」と甘い期待を抱くのかな?
若者は、大人を細かく観察する。何も見逃さない。
あなた方が秘かに考えている事さえ、若者はほとんど知っている。
あなた方が知らないだろうと思っている事まで、知っているよ。
ニール
それでは、子供たちの信念を変えようと思ったら、その前に自分の信念を変えなければいけないのですね。
神
そうだ。
ニール
子供たちが犯罪に走るのは、大人の責任なのですね。
彼らは、自分たちの行動が不適切だと、思いもしなかったんだ。
神
そうだ。
自分の世界観に照らして不適切なことは、誰もしない。
ニール
それでは、私たちは世界観を変えなければいけないのですね。
神
正にその通り。
私がここで語っているのは、その事だ。
(『新しき啓示』から抜粋)