神
あなた方が学ぶべきことは、何もない。
ただ、思い出す必要があるだけだ。
思い出す必要のある事の多くは、死に関する事だ。
なぜなら、死について深く理解することが、生命/人生を深く理解するための早道だから。
「思い出すこと」は、あなたを自分自身へと(内なる神へと)連れ戻してくれる。
人は誰でも、魂に刷り込んだ智恵のすべてを持って生まれてくる。
その智恵は、DNAに刻み込まれているのだ。
だから偉大な智恵に出会った時、「どこか馴染みがある」と感じる事が多い。
それで、「そうそう、そうだった」と思う。
さあ、すでに知っている事を、新しい声で語り合おう。
ニール
どうして、「思い出すこと」の多くは死に関する事なのですか?
神
死とは、生命/人生の最大の謎だからだ。
死について知れば、死ぬ事なしに神のもとへ帰る方法も分かる。
ただし、ここで語られる事を、「全ての人に分からせなくてはならない」などと思わないほうがいい。
そんな事を考えると、この対話を編集・カットしたくなる。
この対話の一部は、多くの人には「トンデモ説」だと思われるだろう。
(『神へ帰る』から抜粋)