『存在する唯一の瞬間(時空の連続体)』をリンゴに見立てて、魂の旅を解説する②
霊的な領域では、神(全的な自分)と溶け合った姿が本当の自分だと知る

ニール

リンゴの例え話では、私は物理的な世界→霊的な領域(非物理的な世界)へと、「自分の存在の芯」を通って、入っていきました。

霊的な領域に入ると、何が起こるのですか?

 神

あなたが中心(自分の存在の芯)をどうやって離れたかで、経験は違ってくる。

芯の所で、自分の課題を手放せれば、霊的な領域にしっかりと腰を据えられる。
そして、新しい課題に取り組める。

だが、課題を手放しきれないなら、それを霊的な領域に持っていく事になり、再びその課題と向き合う機会を与えられる。

ニール

「課題」とは何ですか?

 神

それは、人それぞれだ。

「自分は見捨てられる」という不安や、「自分には価値がない」という考え、「私たちは離ればなれだ」という考えなどの、誤った観念(見方・思考)だ。

すべての課題は、あなたのアイデンティティに帰着する。
「私とは何者か」という事だ。

あなた方は、自分自身を知って経験するために、新たな自分を再創造するために、『時空の連続体』を旅している。

物理的な世界で自分にどんな経験を与えるかで、霊的な領域での経験が決まる。

中心(自分の存在の芯)では、あなたは『真の自分/全的な自分』と全面的に溶け合う。

これについては、後で詳しく説明してあげる。

ニール

霊的な領域には、永遠に留まるのですか?

 神

いや、違う。

あなたは、再び物理的な世界に戻るために、「時間の回廊」を果てに向かって進んでいく。

ニール

私が霊的な領域でする事は、何なのですか?

 神

「エッセンス(全面的な自分・神)と溶け合った経験こそが、本当の自分なのだ」と知ることだ。

「あちら側(霊的な領域)」であなたは、「自分の存在の芯」と距離を置いて眺める事で、「自分の存在の芯」で出会ったものが「究極の現実」だと、深く知る。

ニール

「自分の存在の芯」で出会うものとは、何なのですか?

 神

「真の自分」「全的な自分」だ。
要するに「神」だ。

あなたは、「あちら側(霊的な領域)」の端に達したら(知ろうとした事を全て知ったら)、踵を返して戻ってくる。

「自分の存在の芯」へと、帰ってくる。

(『神へ帰る』から)


『神へ帰る』 目次に戻る

サイトのトップページへ行く