ニール
あなたは、「同じ生涯をくり返す事もある」とおっしゃいましたね。
神
それを理解するには、「万物の宇宙論」とも言える難解なテーマについて探る必要がある。
あなたは、先ほどの例え話に戻れば、リンゴ(物理的な世界)+オレンジ(霊的な領域)の中の原子の1つだ。
そして、リンゴ+オレンジの中を旅している。
ニール
その「リンゴ+オレンジ」を、『アップルオレンジ』と呼んでもいいですね!
神
それはいい。
それでは、『時空の連続体』の略称として、『アップルオレンジ』を使うことにしよう。
あなたはアップルオレンジの中を、何度も自分が選んだルートで旅をする。
以前に選んだのと同じルートでもいいし、別のルートでもいい。
あなたは、「時間の回廊」を移動していくが、どのルートを進んでもいい。
ニール
どういう事ですか?
神
あなたは、時間の中で好きな方向に進める。
今回の生涯の時間を、「後ろ向きに移動する(時間を遡る)」ことも出来る。
他の生涯に行くことも出来る。
『時空の連続体』の中には、たくさんの空間的な次元がある。
(この世界は多次元構造になっている)
理論的に知りたければ、現代科学を勉強してごらん。
重要なのは、「すべては見かけ通りとは限らない」「すべての瞬間には、自分が想像する以上の可能性がある」と理解する事だ。
ニール
それほど沢山の選択肢がある中で、何が選択の決め手となるのですか?
神
あなたが何を経験したいか、だ。
すべてのルートは神(絶対的な気づき)に通じているが、ルートによって経験できる事が違う。
(『神へ帰る』から)