死後の第3段階の詳細②
欲求が経験を創造する 最終的には、魂への同一化を手放す

 神

死後の第3段階では、「欲求」が経験を創造する。

第2段階であなたは、自分の信念(精神)を捨てている。

だから、第3段階では純粋な欲求によって創造をする。

これが、「天国」と呼ばれる経験だ。

そうして、最終的には魂への自分の同一化を手放す。

ニール

自分の魂と同一化しないならば、何がアイデンティティになるのですか?

 神

何もない。

自分が何であるかと考えた途端に、あなたは自分を限られたものと想像する。

だが、「エッセンス」は、どんな意味でも限られてはいない。

「エッセンスとの合体の瞬間」に、あなたは『存在するすべて』に自分を同一化する。

つまり、特に同一化するものは無い、という事だ。

ブッダは、この事を理解して達成した。
多くのマスター達も達成した。

ほとんどの人は、生きている間にはこの悟りに到達しない。

だが、死の際にはすべての魂が到達する。
それが、死というものの意味だよ。

(『神へ帰る』から)


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