神
死後の第3段階では、「欲求」が経験を創造する。
第2段階であなたは、自分の信念(精神)を捨てている。
だから、第3段階では純粋な欲求によって創造をする。
これが、「天国」と呼ばれる経験だ。
そうして、最終的には魂への自分の同一化を手放す。
ニール
自分の魂と同一化しないならば、何がアイデンティティになるのですか?
神
何もない。
自分が何であるかと考えた途端に、あなたは自分を限られたものと想像する。
だが、「エッセンス」は、どんな意味でも限られてはいない。
「エッセンスとの合体の瞬間」に、あなたは『存在するすべて』に自分を同一化する。
つまり、特に同一化するものは無い、という事だ。
ブッダは、この事を理解して達成した。
多くのマスター達も達成した。
ほとんどの人は、生きている間にはこの悟りに到達しない。
だが、死の際にはすべての魂が到達する。
それが、死というものの意味だよ。
(『神へ帰る』から)