思い出すこと④
我が家(神)へ帰る道のなかで、
他よりも特別に良い道はない

 神

神へ帰る道には、「険しい道」と「険しくない道」がある。

だが、「良い道」と「悪い道」はない。

思い出すことの4番目は、これだ。

『我が家(神)へ帰る道のなかで、他よりも特別に良い道はない』

ニール

本当ですか? 宗教のほとんどは、逆の事を言っています。

 神

すべての道が、『我が家(神)』に通じている。

神が、「あなたとは一緒に居られない」と言うはずがない。

山頂に達する道は、1つではない。

宗教とは、援助・力・知性・思いやりなどを与えてくれる源がある事を、人々が理解できるように、それぞれの文化がそれぞれに創り出したものだ。

宗教の存在は、「文化を一つにまとめる接着剤として、儀式・伝統・祝祭に大きな価値がある」と、人類が直感的に気付いている事を示している。

文化には、それぞれ美点がある。それぞれが、真実を宿している。

その真実とは、こうだ。

「人々の欲求よりも、もっと大切な事がある」

「人生/生命そのものが、深くて有意義な経験である」

「共通の目標を達成するための一致した努力こそが、喜びと満足をもたらす」

それぞれが自分の道をたどって、神の源へ来ればいい。

『我が家(神の源)』に着いたとき、あなた方の全員が再会し、「どうしてお互いのあら探しをしたのだろう」と不思議に思うだろう。

ニール

唯一の正しい道などないのに、私たちは「これが天国への道だ」と言い争ってきた。

そうなのですね?

 神

その通りだ。

(『神へ帰る』から抜粋)


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