神
死後の第3段階では、エッセンスとの全面的な溶け合いをし、エッセンスから分かれて再びあなたは出現して、終わったばかりの人生を振り返り、「先へ進むか、戻るか」を選択する。
ニール
人生の見直しを基にして、その決定をするのですね。
神
そうだ。
あなたは、終えたばかりの人生を振り返り、「まだ経験したい事があるか、完了したと感じるかどうか」を判断する。
ニール
でも考えたのですが…。
あなたは、思い出すこと⑪で、「死のタイミングと状況は完璧である」と言いました。
そうであるなら、元の人生に戻りたいと思う事は、あり得ないのではないでしょうか?
神
あなたの考え方は分かった。
それでは、もう1つ情報をあげよう。
死のプロセスは、霊的な領域に行くまでは完了しない。
死後の第3段階で、元の人生に戻ることを選べば、死は完了しない
(死んだ事にはならない)。
ニール
あなたは、「元の人生に戻る場合は、代替現実へとジャンプする」と言いました。
そうすると、元の現実にいる魂は、完了しないまま死ぬのですか?
神
私は、「魂は、一度にたくさんの場所に居られる」と、以前に話した。
憶えているかね?
ニール
はい。
神
元の現実にいる魂は、死んで死後の世界に入る。
死後の世界には、時間は存在しないから、自分の別の魂が代替現実に戻って、完了しようとした事を完了したと知る。
だから、その魂は完了したと感じながら、霊的な領域に入っていく。
ニール
驚いたなあ。あなたは、何にでも説明をつけちゃうのですね。
神
そういう細部にこだわっても、あまり役には立たない。
それよりも、もっと重要なメッセージに焦点を絞ったほうがいい。
地上の多くの人は、細部にとらわれすぎていて、全てを説明してもらいたがる。
だがそれでは、全体像の美しさを楽しめない。
「すべての答えを得なければならない」という視点は捨てなさい。
生命の全体像を見れば、それはすばらしいものだよ。
(『神へ帰る』から抜粋)