ニール
あなたは、「あなたが死ぬ時には、後に残してきた者とも再会できる」とおっしゃいます。
それは、どういう意味ですか?
神
私は、思い出すことを2つ、対話の最後まで取っておいた。
「思い出すこと」の中でも、最も驚異的なものをね。
思い出すことの17番目は、これだ。
『死後には、愛する人すべてに迎えられる
あなたより後に死ぬ人達からも迎えられる』
ニール
私があの世に着いた時、私が愛した人達は全員が、後に残してきた人も含めてそこに居るのですか?
神
あなたがそれを願えば(信じれば)、そうなる。
ニール
でも、後に残してきた人も出迎えてくれるなんて、聞いた事がありません。
そんな事があり得るのですか?
神
それが、「究極の現実」だ。
物理的な人生の終わりには、連続同時にお互いを出迎えあうのだよ。
ニール
しかし、連続的かつ同時的ならば、私は「迎える」のと「迎えられる」のを、いっぺんに経験するのですか?
神
あなたは、どちらでも選んだ方を経験できる。
要は、視点の問題だ。
あなたは、どんな視点でも選ぶ事ができる。
究極の現実では、時間は存在しない。
「無時間の場」では、何十年という年月も、一瞬よりも短い。
あなたが壁画から遠ざかって(視点を変えて)、全体像を見渡せば、あなたよりも後に死ぬ人とも「あっと言う間もなく」再会できる。
あなたが「愛する人達がそこに居る」と信じれば、信念が視点を創造して、もっと大きな図(全体像)を見ることが出来る。
ニール
すごい。まったく新しい神学です。
そんな事は聞いたことがありません。
神
これが、「神の王国」の完璧な説明だ。
あなたが望めば、過去に旅をしたすべての魂や、将来に旅を共にする魂も出迎えてくれる。
ニール
将来のパートナーも出迎えてくれるのですか?
神
あなたが望めば、そうなる。
生前でも死後でも、あなたが選ばない事は何も起こらない。
「天国」とは、あなたの望みが叶う所だ。
「地獄」とは、望まない目に遭う所だ。
そして地獄とは、あなたが自ら創造しなければ、存在しない。
という事は、やっぱりあなたの望みが叶うという事だ。
ニール
すると、本当に存在するのは、天国だけですね。
神
その通り。存在するのは、天国だけである。
最初の「聖なる審問」の時には、あなたの全ての生涯でのパートナー達が、あなたを取り囲んで愛を注ぐ。
(『神へ帰る』から抜粋)