『神とひとつになること』
はじめに

『神とひとつになること』は、私が愛している「神との対話シリーズ」の第三弾となる本です。

『神との対話』は全三巻、『神との友情』は全二巻でしたが、今作は全一巻です。

これ以後の作品は皆、全一巻で発表されていますね。

この本も、他の「神との対話シリーズ」作品と同様に、最高にすてきな本です。

多くの人に知ってほしいので、愛を持って私のウェブサイトでご紹介します!

今作の特徴は、いつもの「神とニールさんの対話形式」ではなく、神とニールさんが一体となり、全編を通して「神の言葉のみで語られている」ことです。

これにより、いつもよりもストイックな雰囲気になっています。
読んでいると、厳粛な気持ちにさせられます。

今作は「神との対話シリーズ」の中では、最も難解なものだと思います。

私はこの本に入り込むのに、かなり苦労しました。

今作は、「地球人が信じている様々な概念や価値観は、実は幻想なのだよ」と説明していく事が、中心的な内容になっています。

「幻想だ」と説明されている事はどれも、現在の地球のほとんどの人が「最も大切だ」と信じている事なんです。

人生で一番信じている事について、「それは幻想なのだと気付き、幻想から自由になりなさい」と言われても、すぐには納得が出来ないものです。

だから私は、この本に入っていくのに苦しんだのです。

結局私は、神との対話シリーズの他の本を理解する事を経て、この本を素直に受け入れられるようになりました。
この本をいきなり読んでも、理解するのはなかなか難しいかもしれないです。

この本は、ずっと形而上の事柄を扱っていくので、形而下の事にしか関心の無い人には退屈でしょう。

でも、ここに書かれている事を理解すると、人生が急にキラキラと輝いてきます。
生きる事が楽になるんですよ。

人生に空しさを感じていたり、物質ばかりを追い求める事に飽きてきたら、この本が役に立つ時でしょう。

ここで説かれている事は、かなり仏教の教えに近い気がします。

仏教の「執着からの脱却・解脱」と、この本の「幻想を幻想と見抜いて、自由になる」は、本質的には同じだと思います。

仏教は、長い歴史の中で専門用語ばかりになり、一つの教えをぐるぐると何重にも専門用語で囲って、分かりにくくなってしまっています。

それに対して、この本は分かり易いです。

私の作成した『神との対話』と『神との友情』の紹介ページは、ほとんど原文を変えていません。
原文を変えずに、抜粋・編集をしました。

しかし今作は、原文(吉田さんの訳した文)のままだと、理解しづらい感があります。
そこで今回は、思い切って文章を変えた部分がけっこうあります。

私には元の文章の意味を変えていない自信が100%ありますが、私のサイトでこの本に共感した人は、出来れば原書も見て下さい。

ここで語られている事を多くの人が理解して、幻想に囚われない人生を歩み始めたら、世界は完全に新たなステージに入り、多くの苦難は消滅するでしょう。

私はこの事を、断言・約束します。


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