神
『必要性という幻想』を幻想だと見抜けば、本来の目的に活用できる。
つまり、「栄光を体験し自分を知るための道具」として使える。
例えば、「身体が必要だ」という幻想を使えば、あなたは身体を守って大切にする。
そうすれば身体は、「さらに大きな栄光を創造する」という、本来の目的のために使える。
「人間関係が必要だ」という幻想を使えば、あなたは人間関係を守って大切にする。
そうすれば人間関係は、「さらに大きな栄光を創造する」という、本来の目的のために使える。
必要性という幻想を、活用しなさい。
『幻想は、幻想だと見抜いている時にだけ役立つこと』を、知っておきなさい。
幻想を現実だと信じてしまうと、不安が生じて、執着の罠におちいる。
そして、幻想の中で迷子になる。
迷子になった時の解答は、自分の外側を探しても見つからない。
解答は、あなたの内側にしか見つからない。
この事を覚えておきなさい。
『内側に入っていかなければ、何もなしで外に出て行くことになる』
「すべては必要ない」と思い出せるのは、自分の内側でだけだ。
必要性という幻想を利用して、『何も必要とせずに、すべての必要性が満たされている聖なる自分』を、体験しなさい。
この聖なる自分が、『本当のあなた』だ。
(『神とひとつになること』から抜粋)