神
例えば、「無知の幻想」を活用すれば、あなたは自分が知らない事がある(思い出していない事がある)と認めて、もっと多くを理解したり、思い出したりできる。
幻想は、『相対的な関係性の場』を創造しているに過ぎない。
意識的に関係性の場(この宇宙)を使えば、思いのままに自分の経験を創れる。
例えば、『寛容』を経験したければ、「必要性の幻想」と「不足の幻想」を混ぜ合わせて『相対的な関係性の場』を創り出し、その中で寛容を表現すればいい。
あなたが「寛容を表現したい」と思っていれば、物乞いに出会ったり、親戚から金の援助を頼まれたり、という関係性の場が現れる。
その時に援助をすれば、あなたは寛容を経験できる。
だが気を付けていないと、『物乞いや親戚は、あなた自身が招き入れたのだ』という真実を、忘れてしまう。
幻想に深く浸りこんでしまうと、「人生のすべては、自分が呼び寄せたものだ」という事を忘れてしまう。
そして、私の最大の教えを忘れてしまう。
『私は、天使以外の何者も、あなた方の許へは送らなかった』という事を。
人生で訪れる瞬間は、すべてがあなたにとって贈り物なのだ。
(『神とひとつになること』から)