神
10種類の幻想は、地球上の人類史のごく初期に、あなた方が創り出した。
そして、この幻想に合った『文化的な物語』を創り、幻想を現実化している。
これらの幻想は、あなた方が創り出した世界では、現実のように見える。
だが、本当の現実ではない。
あなた方が10の幻想から創り出した『文化的な物語』とは、このようなものだ。
① 神には、決まった予定がある (必要性が存在する)
② 人生の結果は疑わしい (失敗が存在する)
③ 人間は、神と離ればなれになっている (分裂が存在する)
④ すべては、充分にはない (不足が存在する)
⑤ 人生には、しなければならない事がある (課題が存在する)
⑥ しなければならない事をしないと、罰を受ける (裁きが存在する)
⑦ 罰を受ければ、永遠に苦しむ (罪の宣告が存在する)
⑧ 愛には、条件がある (条件が存在する)
⑨ 条件を知って満たすことが、人よりも優れる事だ (優越が存在する)
⑩ ①~⑨は、幻想ではなく現実である (無知が存在する)
あなた方は、この文化的な物語の中で生き、「そういうものなんだ」とお互いに言い合う。
それを、何千年も続けてきた。
やがて、この物語の周りに、さらに神話が生まれた。
例えば、こんな神話だ。
「適者生存」 「人間は原罪を負って生まれてきた」 「罪の報いは死である」 「無知は美徳だ」 「神だけが知っている」
これらの神話のすべてを信じていなくても、一部は信じている。
信じているのは、誰かに「それが真実だ」と聞かされたからだ。
(『神とひとつになること』から抜粋)