神
マスターは、『超絶意識』のレベルで創造を行う。
(超絶意識について分からない人は、こちらを見て下さい)
ニール
だから、マスターは何事にも驚かないのですか?
神
いつも意識を引き上げている人にとっては、成果や結果は意図されたものであり、決して意外なものではない。
経験がどれほど予想外かを見れば、その経験を知覚している意識レベルが分かる。
マスターを目指している者は、たとえ自分の経験が好ましく見えなくても、その経験に同意する。
自分がどこかの意識レベルで、それを意図していると知っているからだ。
それにより、他の人にはストレスになる環境に居ても、安らいでいられる。
マスターを目指す者は、どんな経験も、自分が責任を担っている事を疑わない。
それこそが、マスターへの道を歩いている証なのだ。
この世界には、被害者はいないし、悪人もいない。
ニール
「被害者は誰もいない」という考え方は、気持ちの上で受け入れがたい時もあります。
あなたは、「被害者に見えるのは、限られた視点で見ているからだ」と言いますが、人はどうすれば視野を広げられるのですか?
神
人々に、創造の道具(思考・言葉・行為)について話してやりなさい。
これが、あなた方がミクロの現実を創造するための道具だ。
自分を犠牲者だと考え、犠牲者だと言い、犠牲者のように行動するなら、あなたは犠牲者の体験をする。
誰かを犠牲者だと考え、犠牲者だと言い、犠牲者のように行動するなら、その誰かは犠牲者の体験をする。
「自分は犠牲者だ」と主張するのは、「この状況は、自分が創り出したのではない」と断言することだ。
それは、自分について嘘を言うことだよ。
すべてのマスターは、この事を知っている。
だから、物事を他人のせいにしない。
(『神へ帰る』から抜粋)