(以下は『ウィキペディア』からの抜粋
2010年5月30日にノートにとり勉強したもの)
🔵ブレーレイ(Blu-ray)Discとは
ソニー、松下、シャープらが「ブルーレイ Association」で策定した、青紫色の半導体レーザーを使用する光ディスクの規格である。
略称はBD、ブルーレイ。
大きさは直径12cm、厚さは1.2mm。(CDと同じ)
企画段階からCD、DVDも使用(併用)できるように開発され、多くのブルーレイ機ではピックアップが3波長化されている。
405nmのレーザーと、0.1mmのカバー層の光ディスクを使用することで、レンズのNA値を0.65~0.85に上げ、DVDの5倍強の容量を実現した。
1層で25GB、2層で50GBの容量である。
1層でも、地上デジタル放送(1440×1080i、16.8Mbps)で3時間強、BSデジタル放送 (1920×1080i、24Mbps)で2時間強のハイビジョン録画が可能。
なお、100GBまでは既に開発済みで、TDKは8層200GBの試作に成功した。
BDは多層化によって200~400GB程度の大容量化が可能であり、ソニーは「光ディスクの最終形態」をキャッチフレーズにしている。
🔵ブレーレイ(Blu-ray)Discの歴史
1999年7月にソニー&フィリップスが、DVR-Blue規格を発表した。
このうち、カバー層が0.1mm、NA=0.85、変調方式1-7PP、 誤り訂正方式 LDC/BISなどは、後のブルーレイ規格にも採用された。
2001年10月 松下が2層式の50GBの書き換えディスクを発表。
この際、「フォーマットを一つにするよう努力する」と述べ、ブルーレイ規格には2層技術、アドレス検出方式STWなどが採用された。
2002年2月19日
ソニー、フィリップス、日立、パイオニア、シャープ、松下、サムスン、LG電子、トムソンの9社が、「BD規格を策定した」と発表。
一方で、DVDフォーラムは同年11月26日に、HD DVDを正式に承認した。
2003年4月10日 ソニーは世界初のBDレコーダーを発売。
04年7月 松下は世界初の片面2層ディスク対応のレコーダーを発売。
2005年
ハリウッドの大手会社は、ソニー、ディズニー、フォックスのBD陣営と、パラマウント、ユニバーサル、ワーナーのHD DVD陣営に分かれて戦っていた。
しかし松下がスピンコート技術を使って、BDの量産化に成功し、ディスクのコストをDVDの近くまで下げた。
この結果、10月にパラマウント、ワーナーはBD陣営にも参加する事を決めた。
同時期にマイクロソフトとインテルはHD DVDを支持した。
2006年3月31日 東芝は日本初のHV DVD対応プレイヤーを発売。
同年10月14日 ソニーは世界初のBDドライブ搭載のノートPCを出す。
同年11月11日 ソニーはBDプレイヤーを兼ねたPS3を日本で発売。
2007年 BDとHD DVDではBDの方が高値にもかかわらず、BDが市場を圧倒。
2008年1月4日 ワーナーが「6月からBDでの供給に一本化する」と発表。
2月15日 ウォールマートが店頭商品をBDに一本化にすると発表。
2月15日 東芝は「HD DVD事業を終息する」と発表。
HD DVDの敗北宣言であった。
2009年8月10日 東芝はBD陣営に正式に参加し、BDプレイヤーを発売すると発表。
BDが勝った理由は、まず容量の大きさで、1層25GB、2層50GBと、HD DVDの15GB、30GBよりも多かった。
HD DVD陣営は「BDの2層化や低価格化は無理」と言っていたが、2層化に成功し、さらに価格もBDの方が安くなった。
他には、プロテクトが強かった。
PS3が出て、BDソフトが普及した。
HD DVDレコーダーは東芝しか開発してなかった。
🔵ブレーレイ(Blu-ray)Discの豆知識
DVDではROM型を先に策定し、書込みフォーマットの規格が乱立したため、BDは書き換えフォーマットを先に策定した。
これによりCDやDVDでは反射率で読めない不具合があったが、BDは反射率の問題はない。
ファイル・フォーマットも手軽にし、PCとの親和性がありファイナライズ処理の必要がない。
保護層は0.1mmと薄い。
DVD、HD DVDは0.6mm、CDは1.2mmである。
ビデオカメラ向けの8cmディスクも策定済み。
2004年に、51%以上が紙のディスクを開発した。
SPモード(S-VHSの3倍モード並みの画質)で21時間の録画が可能。
DVDはSPモードでも2時間しか録画できなかった。
BDは開発当初はキズに弱く、MDのようなカートリッジに入れる方式だった。
しかしTDKが耐久性の向上技術「DURABIS デュラビス」を開発。それを標準仕様にすることで耐久性を上げた。
デュラビスは、ハードコート技術(表面が硬くなる)で、BDとDVDに使われている。
DVDはTDK製品のみに使用されている。
「BD-R」は、ライトワンのディスク。
無機系は経年劣下に強いが高価。有機系はその逆。
「BD-R LTH (Low To High)」は、DVD-Rに製造法が近く、安価。しかし性能が悪い。
「BD-RE」は書き換え型。1万回程度も可能という。
(以上は2025年7月21日に作成)