(以下は『ウィキペディア』からの抜粋
2010年5月27日にノートにとり勉強したもの)
🔵SACDとは
スーパーオーディオCDの事である。
CDと同じサイズの光ディスクに、オーディオデータをCD以上のクオリティで記憶できる。(オーディオ専用のソフトである)
CDと同じ大きさで、直径120mm、厚さ1.2mmの円盤。
1999年にソニーとフィリップスにより規格された。
2層の記憶領域があり、2層共にSACD層にすれば長時間の記憶(録音)ができるし、1層をCD-DA(CD規格)にすればハイブリットになる。
なおCD-DAの替わりに、CCCD=コピーコントロールCDの情報も入れられる。
1層のみも可能。
1層あたりの容量は4.7GBで、DVDに近い。
🔵SACDの方式・技術
ステレオ(2ch)とサラウンド(最高5.1ch)に対応している。
5.1chはプレイヤー側(再生装置)の対応が必要。
データは、△Σ変調を併用した、高速標本化低bitである1bit・2.8224MHz (2822.4kHz)である。
このフォーマットを、DSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)方式という。
A/D変換では△Σ変調のデータをそのまま盤上に記録する。
再生時には、間引きせずそのままD/A変換する機種もあるが、不要帯域(超高城)に集められた量子化ノイズを再生するのを嫌い、デジタル回路でフィルタリングし間引いたデータをオーバーサンプリングしD/A変換するのがほとんど。
△Σ変調(ノイズシェービング)によって超高域に量子化ノイズが集められているため、再生するとスーパーツイーターが断線する恐れがある。
そのためプレイヤーはアナログLPFを挿入して、帯域を100kHz以下に抑える事が多い。
約2倍のロスレス圧縮が行われるため、2chステレオの場合、片面1層でも4時間以上の収録が可能。
著作権保護は、二重三重のデータ保護機構を採用。
コピーは出来ても再生不可になる。
🔵普及状況(2010年時点)
消費者の多くがCDで満足しているため、普及は進んでいない。
2008年6月時点で、5300タイトルが発売されている。
PS3は、当初はSACDに対応していたが、PS2との互換性を削除したバージョン以降、SACD非対応になった。
ちなみに競合規格のDVDオーディオは、リニアPCM形式(非圧縮または可逆圧縮)を採用している。
ソフト数はSACDの方がDVDオーディオよりも多い。
(以上は2025年7月21日に作成)