(『必ず役立つ吹奏楽ハンドブック』丸谷明夫監修から抜粋)
🔵アインザッツ
曲の出だしや、曲中のフレーズの出だしのこと。
🔵アンサンブル
合奏のこと。
合わせて演奏するものは全てアンサンブルと言う。
🔵アンブシュア
管楽器を演奏する時の口の形のこと。
🔵カンニング・ブレス
ブレスとは息継ぎのこと。
フレーズが長すぎて一気に吹けない場合、分からないように途中でとるブレスを、カンニング・ブレスと言う。
🔵セクション
トランペット・パートなどのパートよりも大きな単位をいう。
「金管セクション」「木管セクション」などと使う。
🔵ユニゾン
複数の奏者、または複数のパートが、同じ音もしくは同じ旋律を演奏すること。
(以下は『音楽用語事典』リットーミュージック発行から抜粋
2009年10月23日、11月3日にノートにとって勉強した)
🔵ア・カペラ(伊)
「礼拝堂ふうに」という意味。
伴奏を伴わない、合唱曲、合唱形式をいう。
🔵アズ・イズ (as is)
as is writtenの省略で、記譜通りに演奏することを指示するもの。
アドリブやフィルインの途中で記譜通りにする時や、オクターブずらした演奏を元の高さに戻す時などに使われる。(後者はlocoと書かれる事もある。)
🔵アラ・ブレーベ(伊) (¢)
2/2拍手を示す記号。
4/4拍手を示すCを半分に割った¢で表記する。
🔵アルコ奏法(伊)
弓を使った奏法のこと。英語ではボウイングという。
対照的な奏法はピチカートで、こっちは指で弾く。
🔵アルト
合唱での女声の低音域パート、その唱者。
🔵インターリュード(インタールード)
間奏または間奏曲のこと。
くり返されるテーマの間に配置される短い部分を指す。
これが楽曲として独立したものを、間奏曲という。
🔵イン・ツー (in two、in 2)
2拍子を指定する用語。
2/2、2/4、2/8、6/4、6/8といった拍子を使う際に、1小節を2拍で数えることを明示するため、五線譜の上部に付記される。
2/4の場合は、特に指示しないことが多い。
🔵イン・テンポ
正しい速さで、という意味。
テンポを変化させないという意味で使われる。
アッチェレランドやリタルダンドをせず、テンポを持続すること。
🔵イン・フォー (in four、in 4)
イン・ツーと同内容で、こちらは4拍子を指定する。
🔵エチュード(仏)
練習曲の意。
主にテクニックの修養を目的として書かれた曲。
🔵オクターブ記号(octava=8va)
8vaと記譜され、上部に「 8va ¬と記される場合はオクターブ高くする。
下部に8va と記される場合はオクターブ低くする。
オクターブ低くの指示は、L 8vb(octava bassa) 」の表記の時もあるが、意味は8vaと同じである。
オクターブによる共奏の指示は、Coll’8va、又はColl’8vb となる。
🔵オクテット
8重唱(奏)のこと。
8人編成のバンド。
アッチェレランドやリタルダンドをせず、テンポを持続すること。
🔵オーケストラ
管弦楽、管弦楽団のこと。
管・弦・打楽器を使う音楽、および演奏集団を指す。
演奏集団の場合は、ブラス・オーケストラ(ブラス・バンド)や、チェンバー・オーケストラ(室内管弦楽団)や、シンフォニー・オーケストラ(交響楽団)、ジャズ・オーケストラなどに分類できる。
ジャズ・オーケストラだと大小に応じて、スモール・オーケストラ(ビッグ・コンボ)や、ビッグ・バンド(フル・バンド)などと呼ばれる。
🔵オーケストラ・パーカッション
広義には、オーケストラで使われるパーカッションの総称である。
狭義には、主にオーケストラのみに使われるパーカッションを言い、ティンパニやコンサート・バスドラム、合わせシンバルなどを指す。
🔵オーケストラ・ヒット(オケ・ヒットともいう)
オーケストラがトゥッティで演奏したサウンドのこと。
サンプリングの素材として多用される。
🔵オーケストレーション
あらゆる楽器の用法や、その組み合わせなどの理論。
管弦楽法、又は楽器法とも言う。
オーケストラの作編曲行為も指し、その場合はスコアリングとも言われる。
(2023年2月17日に作成
2025年5月20日に加筆)