オーディオインターフェースの話(以下は『DTM最後の拠り所』というサイトから抜粋
2021年9月16日にノートにとった)
🔵オーディオインターフェースとは
DAWを使った音楽制作に使う機材である。
「オーディオインターフェース」は、PCの外部に取り付けるサウンドカードと言える。
サウンドカードは大抵のPCに内蔵されているが、音が悪い。
オーディオインターフェースにヘッドフォンを挿せば、PCから出力された音を聞ける。 またケーブルやマイクを挿せば、PCに音を入力できる。
PC内臓のサウンドカードだと、音が悪いし、音の遅れも出てしまう。
オーディオインターフェースは、最近はギター用ケーブルとマイク用ケーブル(XLR端子)の両方に対応する、特殊な端子が標準装備されることが多い。
コンデンサ・マイクは、衝撃に弱いがノイズが少ないので、DTMのボーカルやアコギの録音に適している。
コンデンサ・マイクは、「ファンタム電源」を必要とする。
だから、48Vと書かれるファンタム電源に対応するオーディオインターフェースを選ぶこと。
さらにオーディオインターフェースに「Hi-z」というモードがないと、エレキギターの音を正確に入力(録音)できない。
オーディオインターフェースにはスペックがあり、24bit/192kHzなどと表記されている。
数字が大きいほど音は良いが、現在は「24bit/48kHz」が標準である。
(※数字が大きいと、データ量が多くなり処理が大変になる)
オーディオインターフェースとPCの接続方法は、USBタイプとFire Wireタイプがある。USBタイプが使いやすい。
このサイト主は、ローランドのUSBオーディオインターフェースである「RUBIX-22」と「RUBIX-24」を勧めていて、自身は24の前モデルである「CAPTURE UA-55」を7年近く使っており、プロも使っている定番とのこと。
価格は2万円。
あとは、スタインバーグ社の出している「UR22C」(1,6万円)も良いという。
(※調べたところ、UR22は2013年2月に発売。
UR22mkⅡは2015年11月に発売で1.4万円。)
オーディオインターフェースは、プロは「RME」社のものを使う人が多い。
96kHzでトラックを書き出せて、解像度の高い音になるらしい。
ドライバーが安定していて、ライブ使用も不安がない。
ドイツのメーカーで信頼性があり、中古でも価格があまり落ちないという。
(以下は『シバっさん』というYouTubeチャンネルから抜粋
2021年11月30日にノートにとった)
🔵オーディオインターフェースのハイエンドモデル
シバっさんは「Babyface PRO FS」というRME社のものを激推ししている。
10.5万円の定価。
この製品は、クロック精度が高い。フェトムセカンド(FS)という1000兆分の1秒のクロック精度で、今までだと考えられないレベルの高さ。
さらにミキサー・ソフトが優秀である。「トータルミックスFX」というソフト。
ループバック機能が付いていて、スタジオワンで録音した動画配信用の音を、ループバックのボタンをONにしていると、画面キャプチャーのソフトにも送れる。
YouTubeの音をそのまま録音したりも出来るという。
レイテンシー(音の遅延)も非常に短く、負荷の高いギターアンプ・シュミレーターを使っても遅延がないと言う。
人気のハイエンドのオーディオインターフェースのメーカーは、次の4つ。
①ANTELOPE AUDIO
②UNIVERSAL AUDIO
③MOTU
④RME
①と②の多くの製品には、DSP(音処理のプロセッサ)が搭載されていて、パソコンに負荷をかけずにエフェクトが可能。これはBabyfaceには期待できない。
(以下は『ぱくゆう』というYouTubeチャンネルから抜粋
2021年11月30日にノートにとった)
🔵ユニバーサル・オーディオ(UAD)のApollo Twinシリーズ
2014年に初代が発売された。
2017年にMK2が、2019年にXが発売された。
初代の時から箱や基本構造は変わらない。
進化した点は、DSPの数、AD/DAコンバータの向上。
ぱくゆう氏は、「Apollo Twinの音質はそこそこでしかない。魅力はUADのプラグインが内臓されていて遅延なしに使えることのみ」と言う。
🔵RMEのBabyfaceシリーズ
2011年に初代が、2015年にProが、2020年にPro FSが発売された。
Proになって機能が大きく拡大した。FSはAD/DAコンバータが向上した。
RMEは、昔の安定性も音質もすばらしいが、高値である。
(以下はいくつかのサイトを見て抜粋
2023年1月13日にノートにとった)
🔵MOTUのオーディオインターフェース
「Sleep freaks」というチャンネルに、オーディオインターフェースの音を比較試聴する動画があった。
それを見たら、MOTUのUltra lite mk5のほうが、RMEのBabyface Proよりも音が良かった。
MOTUのオーディオインターフェースはとても評判が良いし、どんな製品か調べてみた。
MOTU社は、DTM業界では1980年代から活躍している。
MOTUのM4は、「ESS Sabre32」というDAコンバータを使っている。
M4とM2は2019年12月に発売された。
価格はM2が3万円弱、M4が3.5万円。
代理店が言うには、M2とM4は入力・出力共に音質の違いはない。M4の方が入出力の端子の数が多い。
パソコンとUSB-Cでつなぐタイプで、電源はパソコンからもらい、電源アダプターはない。
DSPは内蔵していない。だからコンプやノイズゲートをかけることはできない。
M4とM2のDAコンバータは、ESS社のSabre32 Ultraというもの。
M4とM2はPCMデータ(24bit 96kHz)を、32ビットの分解能で実行する。
「ぱくゆうチャンネル」を見たところ、 MOTU4は、ユニバーサル・オーディオ社のApollo Twin Xよりも入出力の音質は上と言う。
MOTU2とMOTU4は、機能性はすてて、音質に特化していると言う。
🔵ADコンバータの話
オーディオインターフェースのADコンバータは、アナログの微弱な信号をデジタル・データに変換する。
RMEの場合、だいたいはADコンバータとDAコンバータは違うものが1つの製品内に入っている。
48kHzの場合、オーディオ・クロックは1秒間に4万8千回のサンプリングをする。
AD/DAコンバータには必ずオーディオ・クロックが搭載されているが、一般のものは精度が低い。これが音質悪化につながる。
時間軸のズレのことを「ジッター」と言う。
ジッターとは、時間軸での信号波形のゆらぎであり、それによる映像や音声の乱れのことも指す。
サンプリング周波数を増やし、クロック・ジェネレーターの精度を上げると、音が良くなる。
クロック精度の高い、AD/DAコンバータの質が良い製品に、Antelope Audio社の「Discrete 4」がある
(※サウンドハウスのサイトで見たところ13.8万円もする。だがコメント欄の評価はとても高い。)
安いオーディオインターフェースは、ADコンバータやオーディオ・クロックの質が良くない。
そのため高サンプルレートで録音しても音質向上にならない。
🔵MOTU2とスタインバーグ社のUR22Cの比較 (自分で調べた)
◎MOTU2
「ESS sabre32」というD/Aコンバータを使用。
メイン出力は120dBのダイナミックレンジ。(今使っているiTWは105dB)
ESSコンバータは、ヘッドホン・アンプにも対応している。(コンバータとアンプの一体型のチップを採用)
プリアンプ部は、マイク入力で-129dBという。(iTwoは-95dB)
USB2.0の接続で、96kHz/32サンプルバッファーの時に2.5msのレイテンシー。
バスパワーの駆動。ウィンドウズ11にも対応。
サウンドハウスで3万円。重量は0.61kg。
◎UR22C
32bit/192kHzのアナログ/デジタル変換。(32bit整数の解像度)
USB3.1対応のUSB-C端子。バスパワー駆動。
最新のSSP3チップとドライバーにより、ロー・レイテンシーを実現。
カスタムメイドのDSPチップ「SSP3」により、多彩なエフェクトを実現。
クラスAのマイクプリアンプ「D-PRE」を搭載。
32bit/192kHzのコンバータ により、D-PREの音をさらに生かせる。
入力ダイナミックレンジは102dB。
重量は1kg。ウインドウス11に対応。
2019年10月3日に発売された。
(2025年11月13&16日に作成)