タイトル五線譜の読み方のあれこれ②
強弱記号、速度記号など

(『必ず役立つ吹奏楽ハンドブック』丸谷明夫監修から抜粋)

〇強弱記号

crescendo(クレシェンド) 省略はcresc.

だんだん強く演奏する。

decrescendo(デクレシェンド) 省略はdecresc.

だんだん弱く演奏する。

diminuendo(ディミヌエンド) 省略はdim.

だんだん弱く演奏する。

sfz(スフォルツァンド)

突然強く演奏する。

fp(フォルテピアノ) 

強く演奏した後、ただちに弱く演奏する。

〇速度記号

遅いほうから順番に書く。

Largo(ラルゴ) 幅広く、ゆるやかに。

Adagio(アダージョ) ゆるやかに、ゆったりと。

Andante(アンダンテ) ゆっくりと歩くような速さで。

Andantino(アンダンティーノ) アンダンテよりも速く。

moderato(モデラート) 中くらいの速さで(適度な速さで)。

allegretto(アレグレット) やや速く。

allegro(アレグロ) 速く(陽気な、快活なという意味)。

Vivace(ヴィヴァーチェ) 活発に速く(アレグロよりも速く)。

Presto(プレスト) 急速に。

以下は、その他の速度記号。

tempo rubato(テンポ・ルバート) テンポを自由に伸び縮みさせて。

accelerando(アッチェレランド) 省略はaccel.

だんだん速く。

ritardando(リタルダンド) 省略はrit.

だんだん遅く。

rallentando(ラレンタンド) 省略はrall.

だんだんゆるやかに。

a tempo(ア・テンポ) 元の速さに戻す。

Tempo I(テンポ・プリモ) 最初の速さで(曲の最初のテンポに戻す)。

〇表情記号

dolce(ドルチェ) 甘く優しく。

espressivo(エスプレッシーボ) 表情豊かに。(本来は押し出すの意味)

animato(アニマート) 元気に、活き活きと。

maestoso(マエストーゾ) 威厳を持って。

cantabile(カンタービレ) 歌うように、心に響くように。

brillante(ブリッランテ) 華やかに。

scherzando(スケルツァンド) おどけて。(名詞のスケルツォは曲名にも使われる)

capriccioso(カプリッチオーソ) 気まぐれに。(カプリッチョは奇想曲と訳される)

〇音のつながりや長さの記号

スラー  なめらかに演奏する。

テヌート  音符の長さを十分に保って演奏する。

タイ  同じ高さの音を結んだ線で、ひとつの音として繋げて演奏する。

フェルマータ  十分に伸ばす。

アクセント  強調して強く演奏する。

スタッカート  短く切って演奏する。

legato(レガート) 音を繋げて滑らかに演奏する。

sostenuto(ソステヌート) テヌートと同じだが、曲全体をテヌートで演奏する場合にも使われる。

marcato(マルカート) 音を1つ1つはっきり演奏する。

8va(オッターバ)

これが五線の上に書かれていたら、点線の範囲を1オクターブ高く演奏する。

これが五線の下に書かれていたら、点線の範囲を1オクターブ低く演奏する。

(2023年2月26~27日に作成)


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