ギターのアンプ(以下は『音楽用語事典』リットーミュージック発行から抜粋
2010年5月24日、7月24日にノートにとり勉強した)
🔵ギター・アンプ
エレキギター用のアンプのこと。
アンプとスピーカーがーつのキャビネットに入っている一体型を「ビルトイン」、別々に分かれているのを「セパレート・アンプ」と呼ぶ。
最近はプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーを別々に組み合わせる、「コンポーネント・タイプ」もある。
オーディオ用のアンプと違って、音の歪みも音色の一要素なので、オーバードライブさせる工夫がなされている。
ブースト・ボリュームを備えたものや、ブースト・スイッチを備えたものや、ディストーション(のエフェクト機能)を内蔵したものがある。
なお、エレキギター用のアンプは、(音の増幅回路が)真空管式とトランジスタ式がある。
🔵マスター・ボリューム
装置全体の音量を決めるボリュームのこと。
通常は、機器(アンプ)内の信号の流れの最後の所に入っている。
各トーン・コントロールで設定したサウンドを、最終段で音量のコントロールをする。
これを絞ると音は出ない。
🔵ブースター(ブースト)
ある帯域を強めて増強することをブーストと言う。
(反対に弱めることはカットと言う)
ブースターとは、増強する回路や装置の総称。
信号レベルを上げて過大入力にし、音を歪ませる目的のものもある。
高音のレベルを上げるものを「トレブル・ブースター」、低音のレベルを上げるものを「バス・ブースター」と呼ぶ。
🔵ブライト・スイッチ
ギターアンプ専用のスイッチで、高音域を強調して明るい音質を得る。
🔵ゲイン
利得とも言う。
アンプにおいて、入力信号に対する出力信号の変化比率を表したもの。
通常はdBで表す。
🔵クランチ
チューブ・アンプ(真空管式のアンプ)のボリュームを上げると得られる、ほんの少し歪んだ歯切れのいいサウンドのこと。
R&Bやロックンロールでのリフやリズムプレイには、欠かすことのできないサウンド。
ギターアンプは、クランチ専用のチャンネルを持つものも多い。
🔵スリー・ボリューム・システム
ボリュームが3段階になっているものを指す。
このシステムでは、inputは1と2があり、ヘッドアンプが1段多い。
これにより、1に入れて増幅したギター出力を2に入れて、歪みを起こす。
2ではトーンコントロールを加える。
つまり1にギターを繋いだほう方が歪みが多くなる。
(2よりも接点が多いし、2の前にヘッドアンプを置くのに等しい)
組み合わせによって好みのディストーションを得られるようになっている。
出力の小さいギターの場合、このシステムは特に有効である。
(2025年11月19日に作成)