デジタル化、符号化(以下は『コンピュータの~』から抜粋
2010年6月30日にノートにとり勉強)
🔵符号化とは
情報の数値化を、符号化(コード化)という。
符号化とは、単純にいえばアナログ情報をデジタル情報に変換すること。
連続的に変化するアナログ情報を細かく切り刻み、段階的な情報にしたのがデジタル情報である。
各段階を数字や記号で表すことを「符号化」という。
🔵音のデジタル化
音のデジタル化では、まず音の波形を時間軸で区切る。
時間軸で音を分割、抽出することを、「サンプリング(標本化)」と言う。
サンプリング周波数はHz(ヘルツ)で表し、数値が高いほど再現性は高まる。
CDのサンプリング周波数は44.1KHzだが、これは1秒を4万4100個にサンプリングしている。
次に、分割した音の状態を調べて、波形の振れ幅を符号化する。
サンプリングして区切った1つ1つを、デジタル情報に置き換えることを、「量子化」と言う。
量子化のクオリティはビット数で表し、ビット数が大きければそれだけ微細に表現できる。
CDはビット数は16。6万5536の段階で波形を表している。
🔵映像のデジタル化
1枚の画像は、コンピュータ内では点の集まりとして扱われる。
この点のことを「ピクセル(またはドット)」と言う。
ピクセルの集合で表される画像を、ビットマップ画像という。
ピクセル数が多いほど高画質になる。
ピクセルは、1つ1つが色の情報を保持している。
色は、赤・緑・青の3色の組み合わせで表現できる。
これを光の3原色といい、英語の頭文字を取ってRGBと呼ばれている。
画像や映像のデジタル化は、RGBの3色を量子化して行われる。
現在のパソコンは各色を256段階(24ビットカラー)に区切るのが一般的で、この場合は256の3乗 = 1677万7216色になる。
ピクセル数を縦×横で表したものを「解像度」と呼ぶ。
🔵変換装置
アナログ情報をデジタル情報に変換する装置をA/Dコンバータ、逆の変換をするのをD/Aコンバータ(DAC、ダック)と言う。
情報の伝送にはケーブル(信号線)が使わるが、線を通る電圧の変化によってその内容を表す。
デジタルの1と0は、電圧の高い/低いに相当する。
一方アナログの情報は、電圧の連続的な変化(波形)で伝送する。
コンピュータはコードしか扱えず、人間はアナログ情報しか知覚できないため、コンバータは重要な役割を果たす。
よくコンピュータは0と1で計算すると言われるが、実際は電圧の高低(HiとLow)で演算を行っている。
コンピュータが扱うデータは、原理的には2つの値で表現できれば何でもいい。
🔵ビットについて
デジタル情報は、桁が増えるほど多くの情報を表せる。
例えば8桁ならば、256通りの情報を表せる。
この1桁分をビット(bit)と呼ぶ。
情報の量は、桁の数で表される。
ビット数が増えるごとに、情報量は2倍ずつ増える。
(2→4→8→16と増えてゆく)
科学者のクロード・シャノンは、ビットを情報量の最小単位と規定した。
🔵なぜ2進数を使うのか
コンピュータは、0と1の2進数だけをデータとして扱う。
それは機器の構造を単純にできるから。
人間は10進数を使っているが、10段階もある信号より、2段階の単純な信号の方が伝達は確実になる。
コンピュータは最終的に数字は10進数に直して表示している。
(以上は2025年12月22日に作成)