(以下は『誰でもハモれるBOOK』藤田進・編著から抜粋)
音程を、良くハモるもの(協和音程)と、あまりハモらないもの(不協和音程)に整理してみる。
協和する音程は、4度、5度、8度、長短の3度、長短の6度。
やや不協和の音程は、長短の7度、長短の9度。
不協和の音程は、長短の2度、増減の4度と5度。
2声でのコーラスは、1人が主旋律を歌い、もう1人が3度上へハモるのが多い。
3度下へハモる事もある。
だが3度上にハモるといっても、コード進行によっては4度上になる部分も出てくる。
4声以上のコーラスは、ポップス系では少ない。
最近だと、ボイパ(ヴォーカル・パーカッション)を入れる事もある。
ボイパとは、ドラム・セットの音を声でマネして、リズム・パターンを歌うことである。
(以下は『よくわかる作曲』から抜粋
2010年8月9日にノートにとり勉強したものを転載)
メロディに合わせたハーモニー(ハモリ)の作り方は、以下のとおり。
① 一番簡単なのは、3度下のメロディをつけること。
ハーモニーが壊れる時は4度に避ける。
② 3度上に付けることもあるが、メロディの印象が変わってしまうことがある。
③ 6度下に付けても、きれいなハモリになる。
④ 4度、5度のハモリは、冷たさや孤独を表現する。
⓹ ずっと同じ音程ではなく、途中で4度や5度を混ぜた方が、バランスがよく飽きがこない。
⑥ 主メロディが動く間は、1つの音程でとどまるパターンもあり、冷めた感じや荒削りな感じが出る。
サイモン&ガーファンクルやビートルズがよく使う手法。
⑦ 一番高度なのは、掛け合いになったり輪唱になったりするもの。
ピンクレディの代表曲でよく使われている。
(2023年4月19日、2024年9月7日に作成)