タイトルBIAS AMP2

(備忘録として記述)

2024年11月6日に、「ドラクエ5 街は生きている」のギター録音をした。

出来るだけ良い音にするため、22回もWAVファイルで書き出しをくり返しつつ、ギターの音質などを調整した。

はっきり分かったのは、出来るだけマスタートラックに赤マークが出ないように音量を下げたほうがいいこと。
リミッターを使うにしても、音量はピークを超えないほうがいい。
そのほうがギターだけでなく、ストリングスなど全楽器のニュアンスが自然になる。

結果的に、ギター以外も-3デシベルくらい全部下げた。それでも赤が若干マスターにつくのでリミッターは使った。

BIAS AMP2のパラメータもすごくいじった。

その結果、ヴァイオリン、チェロというクラシック系の弦楽器と自分のギターを絡めて、初めて違和感なく溶け合う感じになった。
レスポールで弾いて、これは初めてである。
以前にクラシックギターを弾いて合わせた時よりも、がんばって調整した成果として、溶け合ったと思う。
ギターを中央ではなく、右チャンネルに振ったのも大きい。

BIAS AMP2のパラメータだが、以下の状態にした。

まず左端の「カスタム・パネル」は、アコースティックのアコースティック・アンプ。
クリーンよりもアコースティックのほうが音が自然だ。

「プリアンプ」はスタンダードで、EQは全て下(バイパス)に。

GAINのノブは、12時くらいが基本で、上げると歪んでくる。
なので、上げても3時くらいが限界。逆に下げすぎても音にパワーが無くなる。
今回は12時よりも少しだけマイナスにした。

ブライトとノーマルの選択は、ノーマルのほうが音は自然になる。

真空管は、2つ共に12AU7にした。
しばらく前に本かなにかで、12AX7などよりも12AU7が音は歪まないと知り、使ってみたが他に比べて一番音がきれい。

TUBE STAGESは、1にした。
これは数字を上げていくほど、音は歪んでいく。

ディストーションは、12時が基本だと、色々試してきて把握した。
正直これは12時からあまりいじらないほうがいい気がする。音が変になる。
歪み具合と音量はGAINのノブで調整したほうがいい。

ローカットとハイカットのノブは、一番下まで下げた。
ジャンルがクラシック系の場合、これは使わないほうがいい。
逆にロックだと、上げないとさみしくなる。

COLDとHOTのノブは、いつも中間の12時にしている。
ここをいじっても音に良い影響はないと感じている。いじると音がなまる。

次はBIAS AMP2の「EQ」だが、これは前段と後段の2つあるが、いつも使っていない。

使わないから、MIXは一番下まで下げたほうが音が良くなる気がする。

次は「TONE STACK」だが、アコースティック・イコライザーが一番音が自然だった。

けっこうこれの選択でも音が変わる。

3つあるノブは、どれも12時である。
12時だと一番そのままの音になり、変化がない。

次は「パワーアンプ」だが、これもスタンダードである。
ここはいじらず、試さなかった。

TOPOROGY(位相?)は、2つ目のSPLIT LOADにした。
このノブは、どれがベストかはまだ把握できていない。

マスターは最大まで上げた。
マスターは上げたほうが音が良くなる。最大まで上げても歪みはあまり出ない。

ディストーションは、12時(5)よりも少し下げた所(4くらい)に。

スプリッターゲインとパワーゲインは12時に。
ここはいじるとかなり音が変わるのだが、12時にしておくのが無難と感じる。

コールドとホットのノブは、12時に。
ここはいじらないほうがいい気がする。いじってもメリットを感じない。

モダンとヴィンテージの選択はヴィンテージに。
ノブは12時。

プッシュとノーマルの選択はノーマルに。
ノブは10時に。

次は「トランスフォーマー」だが、これはコンプレッサーである。
いじるとえらく音が変わるので、調整はいつも大変。

まず右の所でトランスを選択できるが、今回はピュアスタイルに。
ピュアだと一番音がきれい。ただし音が細くなる。

アウトプットはいつも最大にしている。
ここを下げると音が淋しくなる。

インプットは、今回は12時に。ここで音量を調整することがけっこうある。
下げたほうが音は自然になるが、音量が足りなくなる時がある。

レイト、アタック、リリースは、9時くらいに。
今回はコンプレッションを最小にしたので、この3つも下げぎみにした。

コンプレッションは、とても大事なノブで、これを上げるとニュアンスが失われるが、音量と音圧は上がる。
今回は音をきれいにしたかったので、最小にした。

ダイナミック・トーンというノブもあるが、これは動かしても全然音が変わらないこともある。変わることもある。よく分からないノブである。

真空管は2種類から選べるが、デフォルトのGZ34にした。
これを替えると、かなり音が変わる。まだ把握しきれてない。

あと、ハードとソフトの切り替えもあるが、ここもけっこう音が変わる。
今回はソフトにした。

次は「キャブレター(箱)」だが、これはOthersのアコースティックにした。
ナチュラルで優しい音が出る。

有料で高かったセレッションのクラシックも試したが、いまいちだった。
歪みのないありのままの音を目指すと、セレッションは違う気がする。

セレッションは音が引き締まるので、合う音楽もある。
歪みは少ないが、自然な音とは違う。

今回、初めてマイクの位置をいじってみた。
今まではずっとスピーカーのやや右に置いていたが、初めて中央の、スピーカーの真正面にしてみた。
そのほうが一番音の変化が少ないと感じた。

今気付いたが、右に画面では距離も変えられるようだ。
最も近い位置で今回はセッティングされている。
もっと距離をとったほうがいいのかもしれない。

箱の後ろをオープンとクローズで変えられるのだが、今回はオープンに。
これもかなり音が変わる要素。

マイクは1本で、SM57のまま。
ここはまだいじった事がない。

あとは、「ノイズゲート」と「リバーブ」を加える画面が、一番下にある。
これは使う使わないに関係なく、上げておいたほうがいい。
それで最大にしておいた。

いま気付いたが、メモリをよく見ると、最大だと+6になっていて、そうではなく0にしておくのが良さそうである。

今回はノイズゲートのみ使った。
スレッショルドは9時より少し低め、レシオは9時に。
このノブも動かすとかなり音に影響する。
スレッショルドが低めでも、音の変化は聞き取れる。
ノイズゲートを使ったほうが音が聴きとりやすくなると感じたので、今回は使った。

スタジオワンに付属しているノイズゲートを代わりに使う事もあるが、どちらが良いのか微妙である。
BIASを使ったほうが、音のまとまりが良い(音質変化が少ない)気がする。

(2024年11月11日に作成)


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