(以下は2023年10月24日に「Loud Max」入手のため
勉強しノートにとったもの)
スタジオワン5に付属しているリミッターの質にどうしても満足できないので、とりあえず無料のリミッターを試してみることにした。
調べたところ、ネット上に無料のものがいくつかある。
その中で音が良いと評価されている 「Loud Max」を使ってみる事にした。
「鯉も踊る」というウェブサイトにて、Loud Maxのインストール方法を学んだ。
このサイトは分かりやすく説明している。
「Loud Max」は、まずダウンロードしたファイルを解凍する。
次に、エクスプローラーのWindows内にある「プログラムファイル」のフォルダ内にある、VST Pluginsの所に、「Loud Mex 64.dll」というファイルをコピー&ペーストで加えた。
そうしたら使えた。
スタジオワン5のリミッターと比べると、スレッショルドが-2くらいまでならば全くといっていいほど音の劣下がない。
グラフを見ると、たまに音をつぶしているが、音質に変化はない。
スタジオワンのリミッターは、使うと音ににごりが出て汚なくなると、Loud Maxと比べてよく分かった。
○Loud Maxの使い方
Thresh(スレッショルド)
圧縮される境界線の音量。
-6dBにすると、-6dBより大きい時だけ音が圧縮される。
Out(出力ゲイン)
こだわりがなければ-1dBにする。
Link ボタン
ThereshスライダーとOutスライダーをリンクさせ、同時に動かすことができる。
基本はOFF。
ISP ボタン
オンにすると正確な音量を測れるが、CPUの負荷が2倍になる。OFFでいい。
右端にある縦のメーター
ゲイン・リダクション・メーター。どれ位の圧縮がされているかを目視できる。
少し声を張った時に、少しだけメーターが反応する程度で合わせると良い。
◎私が使ってみた感想(2025年3月1日に記述)
およそ1年半くらい使用しているが、とにかくシンプルな操作なのはありがたい。
スレッショルドは-1~-2、Outは-0.1~-0.2dBでいつも使っている。
音の劣化だが、スタジオワンで作業中はほぼ感じないのだが、WAVEファイルに書き出して音確認するとけっこう感じる時がある。
作成した音楽の音量が高めで、しょっちゅう赤マークが出るとか、平均値が-1.5とかだと、スレッショルドを-1dBでも劣化を感じる。
マスタートラックの音量が平均値で-4くらいにいる状態だと、リミッターが効果的に効く印象で、劣化も出にくい。
なおスレッショルドを-3dBにすれば、音楽のパワー感はすごいが、演奏が粗くなりすぎる。
ちなみにリミッターで音量(音圧)を高めすぎると、YouTubeにアップした時に-2.5dBとか、かなり音量を下げられてしまう。
なので、無理に音量を上げても意味がない。
今まで色んな音楽にLoud Maxを試したが、ソロギターなどの繊細な音楽の場合、使わないほうが良い事が多かった。
使えばいいというものではない。
試してみてリミッターを使わない選択をした事がかなりある。
(2025年3月1日に作成)