タイトルギター弦の種類(コーティング弦も)

(以下は『音楽用語事典』リットーミュージック発行から抜粋
2009年12月7日にノートにとり勉強した)

🔵ギター、ベースの弦

弦とは、弦楽器の発音原理の基本となっている、振動する線のこと。
古くは動物の腸から作られ、ガットと呼ばれていた。

現代では金属(スティール)かナイロンの弦が使用されている。

ナイロン弦は、クラシックやフラメンコに使用される。

弦の太さはインチかミリの単位のゲージで表し、弦のセットもライトゲージ、ミディアムゲージなどとゲージで分けられている。

弦の構造には、プレイン(単弦)とワウンド(巻き弦)の2種がある。

プレインはエレキ・ギターだと1~3弦に使われ、フォーク・ギターだと1~2弦などに使われる。

ワウンドは、芯線のまわりに細いスティール弦を巻きつけたもので、エレキやクラシック・ギターの4~6弦や、エレキベースの弦に使われる。

ワウンドの芯線は、クラシック・ギターでは細いナイロンの束が使われ、フォークやエレキはスティールの単線が使われる。

シルクなどを使った「コンパウンド弦」(シルク・アンド・スティール弦とも呼ぶ)もあり、ナイロンとスティールの中間的な性質を持つ。

コンパウンド弦は、芯線の回りに細いシルク線を多数置き、スティールで巻いたもの(らしい)。

🔵巻き弦(ワウンド弦)の種類

巻き弦(ワウンド弦)は、巻き線にいくつかの種類があり、主なのは以下の3つである。

①ラウンド・ワウンド

丸い巻き線で、現在では最も一般的。
音質は力強く、明るい。

②フラット・ワウンド

四角い巻き線で、指のすべりがスムーズで、摩擦音が少ない。
音質は柔らかく、鳴りは弱い。

③ハーフ・ワウンド(グラウンド・ワウンドとも呼ぶ)

表面が磨かれて断面が半円状になっている。これも指のすべりはスムーズ。
音質はラウンドとフラットの中間的なもの。

🔵ゲージについて(弦のセットについて)

①ヘビー・ゲージ

太い弦のセット。
張力が強いため演奏にパワーを必要とする。

②ミディアム・ゲージ

標準的な太さのセット。
ヘビー・ゲージよりも弦が細いため、音の伸びがよくなる。
フィンガーピッキングにも適している。

③ライト・ゲージ

細い弦のセット。
音の伸びがよく、アクション(張力)が弱いので弾きやすい。
チョーキングに適している。

🔵ボール・エンド

スティール弦の一端に取り付けられた、弦を楽器に固定するための金属の輪。

金属の輪がついた弦を指すこともある。

エレキギターは、テールピースにこれを引っかけて弦を固定する。

金属輪でなく、弦を輪にしただけのものはループエンドと呼び、バンジョーやマンドリンに採用されている。

🔵アクション

弦を押さえた時に感じる抵抗力のこと。

アクションの強弱は、弦高と弦の張力で決まる。

弦高が高いほどアクションは強まる。
張力は弦の太さで決まり、太いほど強まる。

(以上は2025年11月18日に作成)

(以下は『MASA BLIK ITO.COM』からの抜粋)

🔵コーティング弦

ダダリオが出している「XS」、「XT」と、「エリクサー」の3種ある。

XSとエリクサーは、芯線に弦を巻いた後にコーティングする。
そのため巻弦の隙間に皮脂などの汚れが入り込むことがない。

XTは、巻弦にコーティング後に芯線に巻いていく。
巻弦の隙間にゴミなどが入り込むという事象は、従来のノンコーティング弦と違いがない。

またエリクサーは、アンチラスト処理という、プレーン弦に独自の耐腐処理をして弦の寿命を伸ばしている。

肝心の音は、XSはナチュラルに近く、少し巻弦のテンションが強め。

XTはナチュラルに近く、XSよりもノンコーティングに近い音と手触り。

エリクサーは、若干ブライトな音で、テンション感が強め。ブライトな音が長持ちする。

エリクサーは、一番音色が長持ちする。

XSもかなり音色が持つ。

XTはノンコーティング弦よりは長持ちするが、ブライト感は順当に落ちていく。ただし音色は一番自然。

価格は2025年4月現在、3種ともに6本セットが1900円くらいである。

(以上は2025年4月2日に作成)


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