(『音楽用語事典』リットーミュージック発行から抜粋
2009年10~11月、2010年6月18日にノートにとって勉強した)
🔵グループ・サウンズ
1960年代半ばに、ビートルズやストーンズに影響を受けて登場した、和製ロック・グループの総称である。
🔵シンガー・ソングライター
自ら作詞、作曲した歌を歌う歌手の意。
ロック系アーティストのほとんどが当てはまるが、一般的にはポップス/ニュー・ミュージック系のソロ・シンガーに対して使われる。
🔵ニュー・ミュージック
1970年代前半のフォーク・ブーム以降、めざましく台頭してきたシンガー・ソングライターたちによるポップス全般を、従来の歌謡曲と差別化する意味でこう呼ぶ。
🔵イージー・リスニング
BGMとして聴き流すことのできる、聴き心地の良さを基調とした軽音楽を言う。
🔵イメージ・ソング
タイアップ戦略の一つで、商品を宣伝する際に使用するBGMのこと。
🔵インディーズ
商業主義に走りがちな大手レコード会社に頼らず、独自に音楽を制作、販売していく動きを言う。
1970年代後半のパンク・ブーム以降に活発化し、パンク、ニューウェーブ系が主流を占める。
とはいえジャンルは多岐に渡る。
🔵打ち込みモノ
シーケンサーやコンピューターに入力した演奏データによって自動演奏をさせ、人間には望めない正確無比なリズムやフレーズを得る手法の作品、アレンジの通称。
「同期もの」は、ほぼ同じ意味。
🔵エレクトロニック・ポップ
シンセなどの電子楽器を中心としたポップス。
ただしテクノ・ポップとは違って、なじみやすいメロディとバブルガム的な曲調を持つことが多い。
🔵オムニバス
複数のアーティストの曲を1つにまとめたアルバム。
サウンドトラックものや企画ものがある。
1970年代後半のパンク・ブーム以降に活発化し、パンク、ニューウェーブ系が主流を占める。
とはいえジャンルは多岐に渡る。
🔵オールディーズ
1950~60年代初期のロックンロールやR&B、ポップスの総称。
🔵海賊盤(ブートレグ)
権利所有者に無断で制作・販売される非合法なソフトのこと。
ライブ録音が主だが、スタジオでのアウトテイクや、正規盤のコピー盤もある。
🔵カバー・レコード
あるオリジナル・ナンバーを、他のミュージシャンが自分なりのアレンジを施して再度レコード化したもの。
🔵ガムラン
インドネシアの民族音楽。
🔵カリプソ
トリニダードの黒人文化から生まれ、発達した歌。
本来は日常生活や主張を風刺をこめてユーモラスに歌う。だが労働歌の流れをくむという説もある。
近年ではR&Bを取り入れた、「ソカ」(ソウル・カリプソ)が主流となっている。
🔵環境音楽
聴き手を取り巻く環境の一部になるよう作られた音楽。
聴くことを強要しない点がポイントである。
19世紀末に考案された。
方法論は現代のポストニューウェーブ系やハウスDJなどに受け継がれている。
(2025年4月18日に作成)