(『音楽用語事典』リットーミュージック刊行から抜粋
2009年10~11月にノートにとり勉強)
🔵イニシャライズ
所定の方式に合致するよう、メモリーなどを設定すること。
「フォーマット」とほぼ同一の意味だが、フォーマットよりも詳細に条件が規定される。
🔵イレース
データを消すこと。
同様の機能に「デリート」があるが、通常はデータを消して空白を作るのをイレースと言い、消去後にデータを詰めることをデリートと言う。
🔵インサート
データや信号を挿入すること。又はその機能。
ミキサーにはインサート端子(アクセサリー端子ともいう)を備えたものもあり、これを使って信号を取り出し、エフェクト処理して信号を戻すことができる。
🔵インストール
本来は「取りつける、据えつける」の意味。
コンピューター用語では、組み込むことを言う。
🔵エスケープ
あるモードから抜けること。
「キャンセル」と同義で使われる事も多い。
🔵エディット
編集のこと。あらゆる編集行為を指す。
🔵エディター
データ編集のための機器やプログラムのこと。
音楽では音色作りをする機器やソフトを呼ぶ。
🔵エミュレーター
ある動作や機器を、異なる環境で再現するプログラムや機器のこと。
🔵エラー
プログラム中における文法上やシステム上の誤りのこと。
一般にインタープリターやコンパイラーが発見すると表示して、プログラムの実行が中断される。
🔵エレメント
プログラムの動作をつかさどる様々な要素のこと。
シンセサイザーでは音色の最も基本的な単位を指す。
🔵エンコード&エンコーダー
前者は、データを1文字(1記号)ごとにパルス列に符号化すること。
広義では、信号や情報を処理するシステムに合わせて加工すること。
オーディオでは、システムの制限に合うように信号を加工することをいう。
(ダイナミックレンジの圧縮など)
このようなエンコード処理を行う回路、機器を、「エンコーダー」と呼ぶ。
通常は、処理された信号は「デコーダー」によって元に復元される。
なおエンコードは、「暗号に」という動詞である。
🔵エンベロープ(日本語では包絡線)
波形の先端を結び、描いたカーブを言う。
各種の楽器は特有のエンベロープを持っており、楽器を聴き分ける大きな要素となっている。特にアタック部分が重要である。
そのためシンセサイザーは、エンベロープの設定に多くのパラメーターを用意している。
音楽では、音量の時間変化=エンベロープと言うことが多い。
🔵オーバーライト(上書き)
データの上にデータを書き込むこと。
🔵オプショナル
「場合によって」の意味。
🔵拡張ボード
機能を拡張するためのボードで、拡張スロットに接続することで機能を付加することができる。
代表的なのは、メモリーを拡大するメモリー(RAM)ボードや、MIDIインターフェイス・ボードなどだ。
🔵カスタマイズ
市販品などを使いやすく改造すること。
部品を取り換える、付け足すなど。
(2025年5月6日に作成)