タイトルエコー、リバーブ、ディレイ

(『音楽用語事典』リットーミュージック刊行から抜粋
2009年10月にノートにとり勉強)

🔵エコー(こだま、反響の意味)

本来は「反射音」全般を言う。

しかし「エコー効果」の意味の場合、直接音から分離して聴こえる反射音のみを指す。
いわゆる「こだま」の効果である。

「リバーブ」は、遅れ時間の異なった無数の反射音が合成されたものである。
本質はエコーなのだが、聴感上で違うため分けて考えられている。

エコーとリバーブの中間のような存在に、「フラッター・エコー」がある。

🔵エコー・チェンバー

エコーの発生器で、1970年代まではよく使われたが、電子式エコーマシンの登場によって姿を消した。

また、通常のテープレコーダーを複数使えば、エコー・チェンバーと同じようなことができ、最近まで使われていた。
しかしデジタル・ディレイの普及で、これも消えつつある。

🔵エコー・マシン(ディレイ)

電気、電子回路で、エコーを作り出す装置のこと。

ディレイ・マシン、ディレイと呼ばれることもある。
広義にはリバーブ・マシンも含まれる。

現在はほぼ全てデジタル方式だが、かつては エコー・チェンバー等の機械式や、BDDによるアナログ方式もあった。

デジタル方式では、様々なバリエーションのエコーが得られる。
ただしメモリーの量によって制約があり、デジタル化の時に歪みが起きる。

基本的にはサンプラーも、デジタル方式のエコーマシンといえる。

🔵エコー・ルーム

残響効果を得るために作られた部屋のこと。

室内に設置したスピーカーから音を出し、その音をマイクで録ることで、残響の付加された音にできる。

(2025年5月6日に作成)


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