(以下は『ウィキペディア』から抜粋
2010年5月28日にノートにとって勉強した)
🔵スピリチュアル
霊歌のこと。黒人霊歌、白人霊歌などの総称。
黒人霊歌は、ニグロ・スピリチュアルと言うこともある。
黒人霊歌は、奴隷としてアフリカからアメリカ大陸に連れてこられた人々が、キリスト教の賛美歌とアフリカ的感性を融合して生み出したもの。
🔵ゴスペル(ゴスペル・ソングともいう)
元来はキリスト教プロテスタント派の宗教音楽をこう呼んだ。
ゴスペルは福音(福音書)の意味。
アフリカから連れて来られた黒人が、ゴスペルと出会い、キリスト教に改宗をして賛美歌を歌い始めてスピリチュアルが生まれた。
スピリチュアルを元にして、1930年代にブラック・ゴスペル(一般的にゴスペルと言えばこれを指す)が生まれた。
なお、南部の白人クリスチャンが生み出したホワイト・ゴスペルも存在し、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)と呼ばれる。
ブラック・ゴスペルもホワイト・ゴスペルも、共にメソジスト賛美歌が源流である。
人種差別で黒人と白人の教会は分離していたため、音楽性は異なる。
初期のゴスペル歌手は、充分な楽器のない教会の状況もあって、アカペラが中心だった。
後にゴスペル出身のサム・クック、レイ・チャールズ、ジェームズ・ブラウンらは、R&Bと融合させてソウル・ミュージックを生み出した。
ゴスペル・クワイア(聖歌隊)と呼ばれる、数人以上の力強いコーラス隊を曲の途中(最高潮部分など)から登場させるのは、特有の伝統的手法である。
これはロックなどに取り入れられた。
1990年代には、クリスチャン的テーマをラップにした、ゴスペル・ラップも生まれた。
現在では、様々な音楽スタイルで福音をテーマにしたものをゴスペルと言い、以前のように1つの音楽スタイルを指さなくなってきた。
🔵ファンク
アフリカ系アメリカ黒人が生んだ、ソウル・ミュージックの1つ。
ファンキーとは野暮ったい、土俗的などの意味を持つ俗語で、元々はジャズにおいて「ファンキー・ジャズ」として使われた。
ファンクとは、そこから生まれた言葉である。
ファンクは、1960年代にジェームズ・ブラウン(JB)とそのバンドのメンバーや、ミーターズを始祖として形成された。
JBのバンドにいた天才ベーシストのブーツィー・コリンズは、Pファンクに誘われて加入し、Pファンクの黄金時代を70年代に築いた。
他にも、70年代初頭にスライ&ザ・ファミリー・ストーンが登場し、ロック的な要素を取り入れたスタイルで白人にも受け入れられた。
ファンクは、他のジャンルと交わって洗練されていった。
マイケル・ジャクソン、アースウインド&ファイアー、プリンス等が代表的な音楽家。
ピップホップでもサンプリングに使われている。
ジャズにも大きく影響を与え、それはジャズ・ファンクと呼ばれた。
ファンクはディスコ・ブームにも大きく関わり、多くのファンク・レコードがディスコでかけられた。
ミュージシャンの側も、ディスコ向けの曲を作った。
🔵ファンクの特徴
①バックビートを意識した16ビートのリズム
②フレーズの反復を多用した構成
③ダンスミュージックとしての色彩も強い
④分厚くうねるベースライン(スラッピングという技を生み出した)
⑤鋭いリズムのギター(カッティングを多用する)
⑥強いリズムのホーン・セクション
以上の特徴が与えるインパクトは大きく、ポップスなどにこの音作りが使われているだけでファンクという印象を与えるほどだ。
後年になると、ドラムマシンによる機械ビートや、アフリカやラテンのリズム、ジャズやロックやレゲエの要素も、取り入れた。
(以下は『音楽用語事典』リットーミュージック発行から抜粋
2010年5月28日にノートにとって勉強した)
🔵ゴスペル
1920年代に、黒人霊歌(スピリチュアル)から派生した、黒人独自の賛美歌。
リズミックでソウルフル。歌の内容は新約聖書に基づくものが多い。
後年のR&Bに大きな影響を与えた。
🔵レイス・ミュージック
1930~40年代にかけて使われた、アメリカの黒人の大衆音楽に対する呼称。
🔵 R&B(リズム・アンド・ブルース)
1940年代以降に、差別的な意味あいのあったレイス・ミュージックに替わって使われるようになった言葉。
40~50年代の黒人音楽の主流であったスタイルを指す事が多い。
ゴスペルの高揚感と、リズムにブルースの哀愁をミックスしている。
60年代に入ると、ソウル・ミュージックという言葉が代わりに使われるようになった。
🔵ニューオーリンズ・R&B
1950~70年代にかけて独自の発展をとげた、ニューオーリンズのR&Bの総称。
カリブ海の音楽にも通じる、ゆったりとウネるリズムが特徴。
この踊りの感覚に通じる独特のビートは、セカンド・ライン・ビートと呼ばれる。
独特なハネの感覚と、2拍4拍を強調した大きなノリ(ツービート感)に特徴がある。
ラテン色が強い場合、ルンバのような強烈なシンコペーションとクラーベのラインが生きてくる。
🔵ドゥーワップ
1950年代に流行したR&Bのスタイルで、リードボーカルのバックにハミング風のコーラスが絡むものをいう。
🔵ノベルティ・ソング
ユーモラスでおどけた、ややゲテモノっぽいR&Bソングのこと。
🔵ソウル・ミュージック
R&Bに代わる名称として、1960年代以降に使われる言葉。
単にソウルともいう。
1960年代のソウルは、それ以前のR&Bに比べてブルース色が弱まり、代わりにゴスペル的な高揚感が強く打ち出された。
🔵サザン・ソウル
1960年代に米国・南部で生まれた、R&B/ソウルのスタイル。
中心はスタックス/ヴォルト・レーベルで、泥臭くエネルギッシュなサウンドはロックにも多大な影響を与えた。
🔵モータウン・サウンド
1960年代の前半から世界的な大ヒットを次々と出した、米国のソウル専門レーベルであるタムラ/モータウンの音楽の総称。
一般にモータウン・サウンドと呼ばれるのは、60年代のサウンドに限られる。
🔵ニュー・ソウル
ジャズ的なハーモニーや第三世界のリズムなどを取り入れた、洗練されたソウル・ミュージックのこと。
1970年代前半が全盛期で、マービン・ゲイやダニー・ハサウェイが代表的な音楽家。
🔵フィラデルフィア・サウンド
1970年代の前半に、フィラデルフィアを基点に流行した、都会的なソウル・ミュージック。
ギャンブル&ハフのプロデュース・チームによる作品群が代表的で、華麗なストリングスや、滑らかなリズムなどが特徴的。
🔵ブルーアイド・ソウル (青い瞳のソウルの意)
ソウルを白人歌手が模倣して歌ったもの全般を指す。
🔵ファンク
ジェームズ・ブラウンとそのバンドメンバーが1960年代半ばに完成させた、R&Bまたはソウル・ミュージックの新しいスタイルおよびそのリズム。
曲の構成やコード進行は単純で、黒人らしいハネるビートの快感が前面に押し出される。
(2025年5月14日に作成)